宇都宮市の佐藤栄一市長は20日、定例会見を開き、今年2月に発生した火災の影響で燃えるごみの受け入れを停止している市内のごみ焼却施設の問題で、再発防止を検討する委員会を5月中旬に立ち上げることを明らかにしました。 

宇都宮市のごみ焼却施設「クリーンパーク茂原」は今年2月、一時保管中の燃えるごみから出火した火事が原因でごみの受け入れを停止しています。 

受け入れ再開を予定している10月下旬まで半年以上かかるほか、設備の復旧費用などで支出が約54億円に上り、市にとって大きな痛手となっています。 

今回設置する事故対策委員会では外部の有識者も参加し、再発防止のため設備の管理や運営の在り方について検討を行い、8月下旬をめどに報告書を取りまとめることにしています。 

また、市民にごみ削減を呼び掛けた結果、4月10日現在で去年と比べて1割程度削減できたとして、引き続き協力を呼び掛ける方針です。