秋のとちぎ国体で唯一、海を使って行われる競技がセーリングです。今回の国体に出場・活躍が期待される栃木県の選手が16日と17日、神奈川県の江の島で全国の選手が集まるトレーニングキャンプに参加しました。

海の上で連なって白い帆を張り走るヨット。セーリング競技は風の力を使って帆を操り水上を滑走する技術を競う競技です。

今回のトレーニングキャンプには国内各地から世界を目指す31人が参加。

競技では船を操る技術とともに身体能力の高さも評価されることから、今回、陸上では身体能力測定を実施しました。選手たちは少しでも高いスコアを目指して自身の能力の限界に挑みました。

栃木県から参加したのは宇都宮市の村上光子選手と那須塩原市の伊藤良寛選手です。大学時代に競技経験を持つ村上選手は2年前から本格的に競技を再開。国体出場を狙います。伊藤選手は去年秋の関東高校選抜で3位に輝いていて、次は国体王座に期待がかかります。

栃木県のセーリング競技の指導はアトランタとロンドンオリンピック出場の佐々木共之アドバイザリーコーチと県セーリング連盟の森谷茲允理事長が担います。

とちぎ国体セーリング競技は10月2日から5日までの4日間、千葉市の稲毛ヨットハーバーで行われます。