かつて信号機がない横断歩道での車の一時停止率が全国ワースト1位だった栃木県。あれから4年、徐々に改善してきた停止率をさらに高めようと、第4弾となるテレビコマーシャルの撮影が18日、那須塩原市で行われました。

栃木県は2018年、信号機のない横断歩道で歩行者を優先して車が一時停止をする割合を調べる調査で0.9%という圧倒的な低さで全国ワースト1位になりました。

これを受けて、県警や県交通安全協会などがテレビコマーシャルによる広報活動や路上での取り締まりを展開した結果、最新の調査では全国平均を0.4ポイント上回る31.0%となりました。

しかし、さらに上位を目指そうと県警などは新たな啓発CMの制作を進めています。

第4弾となる新作は、横断歩道の前でいくら待っていても止まってくれない車に対し男性の心の叫びがあらわになる展開となっています。

県警察本部では一時停止率100%を目標に啓発を続けていく方針で、CMは5月中旬からとちぎテレビや映画館のほか、街頭ビジョンなどで放映される予定です。