栃木県矢板市の斎藤淳一郎市長は15日、温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ宣言」を表明しました。

15日開かれた定例記者会見で発表しました。矢板市は2013年度に環境基本条例を制定し、これまでに公共施設への太陽光発電設置や公用車への電気自動車導入などに取り組んできました。

市はこれらをさらに推進するため、今年度から始まる10年間の計画を策定、この中で温室効果ガス排出量を現在の20万トンから15.3万トンに減らすことを目標としています。

最終的には政府が目指す2050年までに温室効果ガスの排出量実質ゼロを実現させるため、脱炭素に向けた取り組みを積極的に進めるとしています。

計画には市民一人一人が日常生活で環境への負荷を減らすことや事業者が自然環境保全に努めることも記されています。

カーボンニュートラル宣言は既に県や那須塩原市、大田原市などが表明していて、矢板市は10カ所目となります。