ロイヤリティ マーケティングは4月1日、「老後に関する調査」の結果を発表した。調査は1月19日〜25日、国内在住20〜60代の男女1,000名(性年代ごとに各100サンプル)を対象にインターネットで行われた。

老後だと思う年齢

老後は何歳からだと思うか聴取したところ、平均値、最頻値ともに65歳となった。5歳刻みで回答結果を確認すると、「65〜69歳」(37%)が最も多く、次いで「60〜64歳」「70〜74歳」と続き、累計では「74歳以下」が全体の約9割を占める結果に。性年代別にみると、回答者の年齢が低いほど、老後だと思う年齢も低くなる傾向がみられた。

老後の生活への希望

続いて、老後の生活に希望があるかを聞いたところ、43%が「(どちらかといえば)希望がある」と回答。理想の老後生活について聞くと、「趣味の時間を楽しみたい」(54%)、「家族や夫婦との時間を過ごしたい」(47%)、「ひとりの時間を楽しみたい」(38%)が上位となった。

老後生活に不安

一方、老後の生活に対して「(どちらかといえば)不安を感じる」という人は79%。性年代ごとに見ると、男性は40〜50代が80%以上、女性は30〜40代が85%以上と高い割合に。不安の内容としては、「生活費や年金などのお金」が最も多く85%。次いで「体力やケガ、病気などの健康」(71%)、「介護(自分自身)」「認知症」(ともに51%)と続いた。

最後に、老後生活への備えについて聞くと、94%が実施もしくは意向があると回答。そのうち、実際に備えをしている層が35%、備えをしたいが何もしていない層が59%という結果に。具体的な取り組み内容としては「貯蓄や投資など資産構築」が89%が突出して高かった