栃木県内の1週間の感染状況です。1日当たりの新規感染者数の発表が連日過去最多を更新し、医療提供体制への負荷が徐々に高まっています。

県内では1月20日から26日までの1週間で3383人の感染が発表されました。

18日から2日連続で1日当たりの新規感染者数が過去最多を記録し、1週間当たりの感染者数は前の週から2倍になるなど感染拡大が急加速しています。

居住地別にみますと特に多くの感染が確認されているのが宇都宮市で1183人、次いで小山市で304人、足利市で250人となっています。

年代別で最も多いのが20代の595人、次いで10代の594人、30代の528人と上位の3つの世代だけで全体のおよそ半分を占めています。

そのほかの状況です。この1週間で発表されたクラスターは11件で3つの高校や中学校、塾など教育関係の施設で発生が相次ぎました。県内の累計は151件となりました。

また、70代の男性など3人の死亡が確認され、県内の死者は累計で122人になりました。

感染状況を判断する県独自の指標を見ますと病床使用率が前の週から4ポイント増加したほか、直近1週間の検査陽性率が8.3ポイント、人口10万人あたりの新規感染者数が75.5人から147.3人と大幅に悪化しています。