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街を歩いていると、ワイヤレスイヤホンを耳にはめている人をよく見かけるようになりました。以前からワイヤレスイヤホンはありましたが、ここ数年、音質や使い勝手が向上し、低価格な製品も増えたことで、若い世代を中心に普及が進んでいます。

ワイヤレスイヤホンを選ぶ際のポイントとしては、「形状」「連続再生時間」「付加機能」の3つが挙げられます。

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ワイヤレスイヤホンの形状は、左右が完全に分かれた完全ワイヤレスイヤホンと、左右の耳に装着する部分がケーブルで繋がっている左右一体型ワイヤレスイヤホンに大別できます。前者は、ケーブルが一切ないのでわずらわしくなく、ケーブルが断線することもありません。その反面、小さいので紛失しやすいことがデメリットです。後者は、通信安定性が高いことや低価格な製品が多いこと、紛失しにくいことが利点ですが、ケーブル断線のリスクやケーブルがわずらわしいといったデメリットがあります。

連続再生時間は長ければ長いほど便利です。ただ、完全ワイヤレスイヤホンの場合は、充電ケースにもバッテリーが内蔵されており、ケース収納中に充電できるようになっていますので、本体だけでの連続再生時間と充電ケースを合わせた連続再生時間も重要です。本体だけで5時間以上、充電ケースと合わせて15時間以上連続再生できれば合格点を付けられます。

付加機能としては、ノイズキャンセリング機能や防水機能、リモコン機能、骨伝導機能などがあります。それぞれ便利な機能ですが、自分の主な使い方に応じて選ぶことをおすすめします。たとえば、電車の中などで音楽を聴くことが多いのなら、周りの雑音をキャンセルできるノイズキャンセリング機能が便利ですし、外でジョギングやサイクリングなどのスポーツをしながら音楽を聴きたいのなら、防水機能を備えた製品が向いています。

今回は、上記の3点を考慮して選んだ、実売1万円以下のワイヤレスイヤホンのおすすめ5製品を紹介します。


Anker Soundcore Life P3

ノイズキャンセリング&防水の高機能モデル

Anker Soundcore Life P3は、ノイズキャンセリング機能と防水機能を備えた完全ワイヤレスイヤホンです。XS/S/M/L/XLの5サイズのイヤーチップが付属していますので、ほとんどの方の耳にフィットします。Bluetooth 5.0対応で、連続再生時間は本体だけで約7時間(NC利用時は約6時間)、充電ケースと合わせれば約35時間(NC利用時は約30時間)と十分です。充電ケースは非接触充電にも対応しています。

ノイズキャンセリング機能はスマホアプリによって3つのモードを選択でき、イコライザー機能やゲームプレイ時に臨場感のあるサウンドを楽しめる「ゲーミングモード」も備えています。防水機能はIPX5相当で、水が多少かかっても問題ありません。マイクも搭載していますので、ウェブ会議や通話にも利用できます。

ノイズキャンセリング対応の完全ワイヤレスイヤホンが欲しいという人におすすめです。Amazonでの販売価格は約9000円(ブラック以外は約1万円)です。

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TSUNE Lavano x16

耳を塞がない骨伝導タイプ

TSUNE Lavano x16は、骨伝導タイプの左右一体型ワイヤレスイヤホンです。音を鼓膜ではなく、骨の振動で聞き取る骨伝導の採用により、耳を塞がずに利用できることが特徴で、音楽を聴きながらでも、車などの周囲の環境音をしっかり聞き取ることができます。

最新のBluetooth 5.2対応で、安定した通信が可能です。また、夜間にも安心なLEDライトも装備しています。連続再生時間も約12時間と十分。防水機能もIPX7相当で、水に沈めても大丈夫です。マイクも搭載しており、ウェブ会議や通話も行なえます。

環境音がしっかり聞こえるので、音質重視でじっくり音楽を聴きたいという人ではなく、ジョギングやサイクリング中に音楽を聴きたいという人や、オフィスで他人に迷惑をかけずに音楽を聴きたいという人におすすめです。Amazonでの販売価格は約5200円です。

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ヤマハ TW-E3B

音質重視の完全ワイヤレスイヤホン

ヤマハ TW-E3Bは、音質を重視した完全ワイヤレスイヤホンです。XS/S/M/Lの4種類のサイズのイヤーチップが付属しています。Bluetooth 5.0対応で、連続再生時間は本体だけで約6時間、充電ケースと合わせれば約24時間になりますので、十分でしょう。低価格ながら、IPX5相当の防水機能を備えていますので、水しぶきなどがかかっても問題ありません。

音量に応じて音のバランスを最適化するヤマハ独自技術「リスニングケア」を搭載しています。マイクも搭載しており、ハンズフリー通話が可能です。ブラック以外にも、グレーやスモーキーグリーン、スモーキーピンク、スモーキーブルーなどカラバリが豊富に用意されていますので、自分の好みの色を選べます。

シンプルで使いやすいので、初めて完全ワイヤレスイヤホンを買う人にもおすすめです。Amazonでの販売価格は約5200円です。

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ソニー WI-XB400

迫力の重低音が魅力の左右一体型ワイヤレスイヤホン

ソニー WI-XB400は、シンプルな左右一体型ワイヤレスイヤホンです。S/M/Lの3種類のイヤーピースが付属しています。

直径12mmの大型ドライバーを搭載。迫力のある重低音を再生する「EXTRA BASS」により、パワフルなサウンドを楽しめます。Bluetooth 5.0対応で、通信は安定しています。連続再生時間は約15時間と長く、満足できます。最大8台までの機器をペアリング可能なマルチペアリング機能も便利です。

マイクも搭載しており、ハンズフリー通話やWeb会議などにも使えます。防水機能は備えていないので、室内でじっくり音楽を聴きたいという人におすすめです。Amazonでの販売価格は約6800円です。

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SOUNDPEATS Truengine 3SE

デュアルドライバー搭載で高音質

SOUNDPEATS Truengine 3SEは、高音質が魅力の完全ワイヤレスイヤホンです。S/M/Lの3サイズのイヤーピースが付属。左右それぞれに2つずつドライバーを搭載したデュアルドライバーが特徴で、それぞれのドライバーに異なる周波数の信号を割り当てることで、低音から高音までバランスがよくきめ細かなサウンドを再生できます。

Bluetooth 5.0対応で、連続再生時間は本体だけで約6.5時間、充電ケースと合わせれば約30時間以上の連続再生が可能になっており、満足できます。IPX5相当の防水機能を備えていますので、多少の雨なら大丈夫です。マイクも搭載していますので、ハンズフリー通話などが可能です。

音質にこだわった完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人におすすめです。Amazonでの販売価格は約6300円です。

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記事中の製品はEngadget日本版チームが推奨しているものです。販売情報は記事執筆時点のもので、価格や在庫状況は常に変化しています。