新ソフトの適用イメージ大日本印刷株式会社(DNP)は、新たに開発した画像ソフトを、2022年1月5日(水)に発売することを予告した。デジタル画像の色をパソコン上で、“製品本来の色”に補正することを目的としたもの。価格はオープンで、1年間のライセンス使用料が想定されている。ECサイトや各メーカー・流通会社、医療機関、教育機関などで使用される画像は、カメラの性能の違いや光の影響などによって、本来の色調そのままに撮影することが難しい。そのため、“本来の色”を再現するためには、個々の条件に合わせた高度な補正が必要とされる。そこで、今回開発されたパソコン用の新ソフトでは、色の基準となるカラーチャートのデータと撮影画像のデータを照合・解析し、補正用のプロファイルを自動生成して、画面に補正後の画像を表示する仕組みを導入。DNPなどが提供する小型のカラーチャートを被写体と同時もしくは同じ条件下で撮影し、そのカラーチャートの色を基準として生成された最適なプロファイルを適用することで、手軽にデジタル画像の“正確な色”への補正を行える。これにより、撮影機材や屋外・室内光などの条件の違いに関わらず、利用者は被写体の本来の色に近い一定水準の色調の画像を見ることが可能。なお、本ソフトを搭載したパソコン上での補正には、スマートフォンで撮影した画像も対応する。今後の展開としては、同社は主に化粧品関連メーカーのほか、ECサイトやオンライン診療などを扱うサービス・プロバイダに本ソフトを販売し、2022年からはクラウド展開も進めて事業を拡大していく予定。新ソフトのイメージ大日本印刷株式会社(DNP)
URL:https://www.dnp.co.jp/
2021/12/07