女優・声優・歌手として、テレビや舞台等で活躍中の戸田恵子さん。孫がいる祖母の役からおなじみのアニメ「アンパンマン」の声まで、幅広い役柄をこなす戸田さんは、好きな服のスタイルも年齢にとらわれず、自由で素敵! そんなエネルギッシュな戸田さんに、そのパワーの源の1つ、おしゃれについて伺いました。

ファッションはある意味戦闘服。ポジティブになるための大切なものです




戸田恵子さん

戸田さんは「ファッションはある意味戦闘服。ポジティブになるための大切なものです」と話します。

●好きな服が若い人とカブるんです。でも、別にいいじゃないって(笑)




「大人のおしゃれって、実はちょっとよくわからないです(笑)。年相応ってどんな感じなのかしら」

そう言って笑う戸田さん。

「孫のいる祖母とか、部下のいる上司とか、ドラマの衣装合わせをして、なるほど、大人ってこういう服を着るのね、と。役柄的には実年齢と近いわけで、そうなると一般的なイメージに、私は全然当てはまっていないなぁと感じることもあります」

ハイヒールを履いていた時代もあれば、黒ばかり着ていた時代もあり…。40代ではドラマの仕事が増え、動きやすいようファッションのカジュアル化が加速していったのだそう。


「移動が多いのでスニーカーやブーツ、着替えが楽だからボタンのない服。どうも私の好きなものは、若者とカブってしまうらしいんです(笑)。まぁ、それはそれでいいか、と。好きな服を好きなように着て過ごしたいですからね。

ただ、だらしなく見えないようにとは心がけています。着こなしというより、気持ちでカバー(笑)」


多忙な仕事の合間をぬって、子どものための映画祭“キネコ国際映画祭”のディレクターとしての活動も。服に頼らずとも、戸田さんは皆に元気を与えてくれる存在です。

「いえいえ、私はへなちょこで。だからいろいろなものを見たり、聞いたり、外からの栄養が欲しい。喜んでもらえると、私が元気になれる。それだけの気持ちです」

年齢など気にせず、楽しいか否か、で服を選ぶという戸田さんのはつらつとしたおしゃれに、前向きなパワーをたくさんもらえます!

さらに詳しいインタビューや着こなしは、発売中のムック「これからの私が似合う服VOL.3
」(扶桑社刊)に掲載されています。戸田さん以外にも、大人のおしゃれ達人の私服着こなしや素敵な生き方がたっぷり載っているムックです、大人がときめく毎日のおしゃれ満載の1冊、ぜひチェックしてください。

<衣装クレジット>

・写真2枚目
ブルゾン¥137,500(2枚重ねの1枚のみ使用)・Tシャツ¥8,800・デニム¥27,500・ベルト¥20,900/ディーゼル ジャパン(ディーゼル) ブーツ¥49,390レッドウィング・ジャパン(レッドウィング)ネックレス/本人私物

・写真3枚目
ワンピース¥82,500・ニット¥23,100・ブーツ¥68,200/サン・フレール(ピンコ) ピアス¥5,250/アビステ ブルゾン・帽子/本人私物

・写真4枚目
ニット¥506,000/ルシアンペラフィネ スカート¥17,600/コードナイン(アウラアイラ) ピアス¥5,400/アビステ

<撮影/前田晃 取材・文/ESSEonline編集部>

【戸田恵子さん】



1957年生まれ。小学生のころから児童劇団に在籍、'74年に「あゆ朱美」の芸名でアイドル演歌歌手としてデビュー。'77年に劇団・薔薇座に入団、本格的に演技を学ぶ。以降、舞台、映画、ドラマと活躍。『それいけ! アンパンマン』のアンパンマン、『きかんしゃトーマス』のトーマスなどアニメ、洋画の吹き替え声優としても知られる。舞台「グッドピープル」(10月27日(水)〜31日(日)東京・銀座博品館劇場にて上演)に出演予定