秋になり、洋服も秋服にチェンジし、見た目を変えて気分を一新したいという方も多いのでは。

「美容院に行かなくてもすぐに、前髪の流し方だけで雰囲気をチェンジする方法があります」と話すのは、女性の髪問題に詳しいヘアライター佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター八木花子(八木ちゃん)さん。

今回は、50代の読者をモデルに、若々しさがアップするふんわり斜め前髪のつくり方を教えてもらいました。

マイナス5歳を叶える、ふんわり斜め前髪で見た目が変わる!




ふんわり斜め前髪で印象が変わる

さとゆみ:今日は、前髪の流し方ですね。

八木ちゃん:前髪を横分けにして、斜め前髪にしている人って多いと思うんですけれど、ぺたんとなってしまっていて、もったいないなーと感じることが多いんです。

さとゆみ:たしかに、斜め前髪って、ただ無防備に流すだけになりがちですよね。

八木ちゃん:ほんの少し手間をかけるだけで、一気に若々しい印象になりますから、ぜひ「ふんわり斜め前髪」をマスターしてください。

●ロールブラシとドライヤーで簡単!分け目ふんわりと強めカールがコツ




普段の斜め前髪。分け目部分がぺたんとして、寂しい雰囲気

八木ちゃん:コツは分け目部分をぺたんこにしないことなんです。ですから、乾かすときから、分け目をぼかすように、髪をふりながら乾かしましょう。


髪が半乾きになってきたら、分け目を指で左右にふるようにして乾かす

さとゆみ:分け目部分って、結構目がいくんですよね。

八木ちゃん:そうなんです。なので、分け目付近をふんわりさせるのがコツです。次に分け目をまたいだ場所で、ロールブラシで前髪を内巻きにします。


細めのロールブラシで前髪を内巻きに。アイロンを使ってもよい

さとゆみ:しっかりクセをつけたいので、温風をあてたあと、冷風を10秒くらいあてるといいですね。

八木ちゃん:ドライヤーに冷風がない場合は、そのまましばらく冷ますのでもいいですよ。


ドライヤーに冷風がない場合は、そのままキープして熱がとれるまで冷ます

八木ちゃん:結構強めのくるんとしたカールがつくくらいにブローしましょう。


内巻きブローしたところ。根元が立ち上がって、毛先はカールしている

さとゆみ:一度内巻きにブローしてから流すと、ふんわり感が出るんですね。

八木ちゃん:斜めに流したら、キープスプレーでその流れをキープしましょう。


キープスプレーをかける

さとゆみ:一度内巻きにするだけなのに、仕上がりが全然違う!


分け目部分の根元が立ち上がって、ふんわり斜め前髪に

八木ちゃん:これだけで、かなり印象がかわりますので、お出かけの日などはぜひやってみてくださいね。

<撮影/林絋輝 モデル/赤堀幸子 取材・文/佐藤友美>

●教えてくれた人
【佐藤友美さん】



1976年北海道知床半島生まれ。日本初のヘアライター&エディター。「美容師以上に髪の見せ方を知っている」とプロも認める存在。歯切れのいい解説で、テレビ、ラジオ番組などで活躍。著書に『女の運命は髪で変わる
』(サンマーク出版)、『髪のこと、これで、ぜんぶ。
』(かんき出版)

【八木花子さん】



1979年静岡県藤枝市生まれ。人気ヘアサロンMINX銀座店
の美容師。自宅での手入れが簡単で、個性を引き出すヘアスタイルが得意。悩める大人女性へのアドバイスや提案が適切で、MINXの中でも絶大な人気を誇る。国内外セミナー、TV出演、アート雑誌の連載等活躍は多岐に渡る。