テレビ朝日系ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』第7シリーズ(14日スタート 毎週木曜21:00〜)のリモート制作発表会見が7日に行われ、米倉涼子、野村萬斎、内田有紀、勝村政信、今田美桜、岸部一徳、遠藤憲一、西田敏行、脚本家・中園ミホ氏、サプライズゲストとして「東京2020オリンピック」で活躍した卓球の伊藤美誠選手が登場した。

米倉涼子=テレビ朝日提供


白衣と赤いミニワンピースという大門未知子スタイルで現れた米倉。『ドクターX』は今年で通算10周年目ということで「あっという間のような、とても長い時間をみんなと過ごしてきたような……。これまで70症例くらいのオペに立ち向かってきたんだなと思うと、なんだかプロになったような気分にもなっちゃいますね(笑)。そのぶん年も取ったし、今は腕と肩が腱鞘炎になってオペのシーンで大変な思いもしていますが(笑)、そういうことも含めて『ドクターX』と共に自分の人生の歴史をひとつ作れたな、と。ありがたい気持ちでいっぱいです」と10年を振り返った。

また、コロナ禍に入って初めて届ける今作について「『ドクターX』を望む方がたくさんいてくださるのはうれしい反面、少し複雑でもありました。2年ぶり、しかもコロナ禍で『ドクターX』をどんな思いで始めていくか、かなり話し合わせていただいて、中園ミホさんに作っていただいた最新作です。思いの込もった作品ですので、早く皆さんに見ていただきたいです」と呼びかけた。

今回未知子の前に最強の敵として立ちはだかるのは、野村が演じる「東帝大学病院」の内科部長・蜂須賀隆太郎。『ドクターX』初参戦となる野村は「今回は敵役ですし、オチャメな人が多いレギュラー陣に引きずられないよう(笑)、私はひたすらクールにいこうと思っております」と宣言した。

そして“失敗しない”ゲストとして今年の夏に開催された「東京2020オリンピック」で金・銀・銅すべてのメダルを獲得し、夏季オリンピック史上・日本女子初となる快挙を達成した卓球の伊藤がサプライズ登場。実は伊藤は『ドクターX』の大ファン。「去年、緊急事態宣言が出たときに何をしたらいいのかなぁと思っていたら、母から『絶対に自信になるから!』と、『ドクターX』を見ることを勧められたんです。オフの日には必ず家で『ドクターX』を見てましたし、本当に『ドクターX』に救われました」という熱い言葉に、米倉は「うれしい! 伊藤さんが放つエネルギーにやられちゃいました」と思わず目に涙を浮かべて感動していた。

伊藤からはキャスト一同に「私のように『ドクターX』を見ることで勇気づけられたり、自分自身を信じる力を持てる方がもっともっと増えてくれるような最新作を、すごく楽しみにしています。頑張ってください!」とエールが送られた。