１０月１９日に公示、３１日に投開票が行わる見通しの次期衆議院選挙に向けて、栃木２区選出で立憲民主党の現職福田昭夫氏が６日、日光市内で記者会見を開いて公約を発表しました。

福田昭夫氏（７３）は日光市を強固な地盤に、５回連続で衆議院選挙に当選していて、立憲民主党県連の代表を務めています。

前回は選挙直前に野党同士の合流問題に揺れ、無所属で出馬しました。

政府の新型コロナウイルス対策はすべて後手後手と批判を強め、１９９１年に旧今市市の市長に初当選し政治家となってから３０年、再び政権交代の風を起こしたいと意気込んでいます。

公約には消費税５％への減税を含めた税制度の改定や少子高齢化・人口減少対策、原発ゼロなど１０本の柱を掲げています。

一方、立憲民主党県連と共産党県委員会は候補予定者が競合する栃木１区での１本化を断念しました。

立憲民主党県連は福田氏の２区のほか３区、４区で候補者を擁立していて１区以外の４つの選挙区で共闘の体制を整えました。

衆議院栃木２区においては自民党内で公認をめぐる問題が起きていますが西川鎭央前県議が小選挙区から立候補せず自民党県連から示された比例単独での出馬に向けて調整していることが関係者の話でわかりました。

８日、選挙区内の地方議員や支持者を集めた会合で考えを表明するとみられます。

これで２区の自民分裂は形の上では避けらることになり、公募で選ばれた五十嵐清前県議の一本化が図られる見込みとなります。

鎭央氏については今後、比例の名簿順位がどうなるかが注目されます。