関東・東北豪雨や東日本台風など近年、県内でも豪雨による災害が相次ぐなか、無人航空機ドローンを使って被災状況を把握し被害の拡大防止や被災施設の早期復旧に役立てようと国土交通省とドローンを運用する測量設計の団体が協定を結びました。

この協定は宇都宮国道事務所が管理する道路などで災害が発生、または発生の恐れがある場合の交通障害に備えて、ドローンを使って状況を把握し復旧・復興活動に役立てようというもので、宇都宮国道事務所の井上啓所長と県測量設計業協会の堀江育男会長が協定書に調印しました。

協定の締結後には実際にドローンを飛ばして宇都宮市と高根沢町を結ぶ新鬼怒川橋の様子をリアルタイムで国道事務所に送る訓練が行われました。

訓練では映像を通して橋梁の落橋防止装置に異常がないかや橋台や橋脚の堆積物の状態、橋を通る車の交通状況を見るなど橋全体の様子を確認しました。

協会は４５社が加盟し全体でドローンを８０台以上所持していて、災害時に国道事務所から緊急の依頼があった場合は協会から選ばれた会員企業が対応するということです。