キッチンはものがついつい増えてしまう場所。そして、料理やあと片づけを効率よくすませるためには、必要なものを厳選して使いやすく収納しておきたいですよね。そんな場所こそ、まずは即捨てリストでものの持ちすぎをチェックしていきましょう。使いやすいキッチン収納を目指して早速試してみて!


キッチンの即捨てリストはこれ!(※写真はイメージです)

ものが増えやすく出入りが多いキッチンの即捨てリスト



キッチンでは、使っていないもの、買ったまま忘れてしまっている食材などが、埋もれていることも…。収納や冷蔵庫の中は、定期的にチェックしていきましょう。

●【かけた食器・マグカップ】





心が動かないものも捨ててOK

壊れているものは即捨て!「見て心が動かないものも捨てて。思い入れがあるものは無理に捨てず、普段使いのものと分けて保管を」

<捨てコツ>

素材ごとに分別し、箱などから出して処分。割れたものは紙に包んで。

●【ボロボロになったスポンジ】





使用期限は2〜3週間!即交換を

スポンジは細菌が繁殖しやすいので、消費目安は2〜3週間。「種類によりますが、表面が傷むと食器を傷つける原因にもなるので注意」

<捨てコツ>

水気をきり、可燃ゴミとして処分を。

●【3か月以上使っていない冷蔵庫の中の食品・調味料】





未開封でも1年以上のものはNG

まずは賞味期限を確認して。「開封して3か月食べていなければ、風味が変わっている可能性も」。1年以上未開封のものも処分を。

<捨てコツ>

基本的に可燃。ビン、缶、ペットボトルなどは中身を捨てて資源ゴミに。

●【多すぎる保存容器】





フタがない、変形したものは即捨て!

奥にしまって使用していないものは、変形、変色、においをチェックし、気になったら即捨て。「あきビンは5個までなどもつ量を決めましょう」

<捨てコツ>

基本は可燃ゴミ。その他の素材は自治体の指示に従って処分。

●【使い心地の悪いまな板】





カビ、汚れ、刃当たりの悪さで判断

即捨ての基準は使い心地。「カビや汚れが気になったり、刃当たりの悪さを感じたら交換。メンテナンスが面倒なら、古いものは捨てて」

<捨てコツ>

プラスチックも木製も基本は可燃。

●【使い残したままの食品ストック】





開封した粉ものや乾物をチェック

即捨てしたいのは、半端に残った粉ものや乾物。「ミックス粉は虫がつきやすく危険。冷蔵保存でも1か月おいたら賞味期限内でも捨てる方が安全。乾物も風味が変わりやすいので確認を」

<捨てコツ>

基本は可燃ゴミとして処分。

●【使っていない鍋・フライパン・ヤカン】





きれいでも使っていないなら捨てて

3〜5年使っていないものは不要。「ヤカンも、電気ポットがあるならいりません。フライパンはテフロンがはがれる約1年が交換どき」

<捨てコツ>

金属製品は自治体の指示に従って処分。

●【たまったレジ袋】





1年で使いきれないものは処分を

有料化でもらう機会が減りましたが、ためるのも1年分が上限。「レジ袋の使用頻度は個人差があります。自分の使用頻度を考え、1年で使いきれない分は即捨てしましょう」

<捨てコツ>

基本は可燃ゴミとして処分。

●【とりあえず冷凍した食品】





保存日や中身が見えなければゴミ箱へ

ひと目見て、保存日や中身がわからないものは即捨て!「カチカチに凍って化石のようになったものや、あまりにも古いものは味が劣化していて食べてもおいしくありません」

<捨てコツ>

基本は可燃ゴミとして処分。

冷蔵庫やキッチン収納が使いやすく整うと、作業も効率よくできるうえ、食材をムダにすることがなくなり、節約にも。家事をラクにすませるためにも、ぜひリストを使ってものの見直しをしてみませんか。

<イラスト/itabamoe 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【中山真由美さん】



整理収納アドバイザー。片づけが苦手な人に寄り添う優しい指導が人気。著書に『不要品の「捨てどき」がわかる本
』(扶桑社刊)など