夏からの暑さもようやく落ち着き、過ごしやすくなってきた今日この頃。
でも急な気温の変化や空気の乾燥などで、秋は体に“隠れ疲労”が溜まりがちな季節でもあるんです。
疲れから免疫力が低下すると、思わぬ体調不良を招いてしまうことも。
そこで今回は料理研究家の藤井恵さんに、みんなが大好きな鶏胸肉を使った免疫力アップレシピを教えてもらいました。




疲労回復効果がある鶏胸肉を使ったレシピ

「鶏胸肉」のタンパク質が疲労を軽減!



低脂肪で高タンパクな鶏胸肉は、免疫力アップにも有効な食材。
タンパク質の一種であるイミダペプチドを多く含み、疲労した筋肉にピンポイントで作用して乳酸の分解を促進します。
体内に発生した活性酸素を抑える抗酸化作用をもつことから、日常生活の疲れも防止できます。

●鶏胸肉とゴボウのから揚げ香味ポン酢


香味ダレが食欲をそそる! 家族も喜ぶ人気おかずを免疫力アップ仕様に。



【材料(4人分)】

・鶏胸肉 2枚

・ゴボウ 1本

・塩、コショウ 各少し

・ワカメ(塩蔵) 50g

・A [タマネギ(薄切り) 1/2個 ニンニク、ショウガ(各みじん切り) 各1かけ ポン酢しょうゆ 1/2カップ]

・卵 1個

・小麦粉、揚げ油 各適量

【つくり方】

(1) 鶏肉はひと口大に切り、塩、コショウをすり込む。ゴボウは7〜8cm長さの縦半分に切り、熱湯で10分ゆで、水気をきる。ワカメは洗ってたっぷりの水に5分浸して戻し、ひと口大に切る。Aは小鍋に入れてひと煮立ちさせる。卵は溶きほぐす。



(2) ボウルに(1)の鶏肉、ゴボウを入れて小麦粉をまぶし、(1)の溶き卵を加えて混ぜる。



(3) フライパンに揚げ油を深さ2cmほど注いで180℃に熱し、(2)のゴボウを入れて表面がカリッとするまで5〜6分揚げ焼きにし、取り出す。続いて(2)の鶏肉を入れ、こんがりするまで3〜4分揚げ焼きにする。



(4) 器に(1)のワカメを敷いて(3)を盛り、(1)の煮立てたAをかける。



[1人分338kcal]




<POINT>


ゴボウとワカメをプラスすることで、腸内環境を整える水溶性と不溶性の食物繊維がバランスよくとれます。

<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【藤井恵さん】



料理研究家、管理栄養士。素材の栄養を生かした体によく、つくりやすいレシピが幅広い層に人気。近著に『藤井恵の免疫力を高めるかんたんごはん
』(家の光協会刊)など。