“計量&包丁ほぼ不要”のアレンジそうめん!料理芸人クック井上。さん激推しレシピ2品【前編】
料理芸人 クック井上。さん直伝!もっとおいしいアレンジそうめん
どうも、赤い眼鏡がトレードマークの料理芸人 クック井上。です!
お中元や実家からの宅配便で送られてきたり、買い溜めしすぎたりして、そうめんが余っている方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?
僕は、夏に限らず一年中食べるものだと思っていまして、春夏秋冬でいろんなそうめんアレンジを楽しんでいます。
我が家では毎夏、こんな感じが定番。
ねぎ、みょうが、しょうが、すりごま、梅かつお、わさび、しいたけの佃煮、錦糸卵など、これでもかとたくさんの具材&薬味を用意して、めんつゆにいろいろ入れて味変しながら食べるんです。小さい頃、夏休みに母方の祖父母の家でよく食べていた、思い出のひと品。
え?切るものが多くて、準備が面倒くさそうですって……?
ごもっとも、わかりました。
ということで今回は、“計量&包丁ほぼ不要”、残暑を吹っ飛ばすようなさっぱりしたアレンジをご提案しちゃいます!
1. 具材をのせるだけで激うま「もずく納豆そうめん」
麺をゆでる以外、ほぼ何もすることがありません。もずくのパックと納豆のパックをポーンポーンとのせるだけであら不思議、さっぱりしつつも食べ応えのあるひと品の完成!
食欲があるとき、ないとき、がっつり食べたいとき、控えているとき……いつでもおいしいんです。
材料(1人分)
・そうめん……1束
・もずく……1パック ※三杯酢や土佐酢などお好きなもの
・納豆……1パック
・カニ風味かまぼこ……1~2本
・白だし……70~100cc
・小口ねぎ……適量
作り方
1. だしを作り、材料をカットする
白だしを各メーカー推奨の割合よりやや薄めになるよう、水と混ぜます。ねぎをキッチンばさみや包丁で切り、カニ風味かまぼこをフォークで割きます。納豆に付属のタレを入れ、よく混ぜます。
2. そうめんをゆでる
600cc程度のお湯でそうめんを1分半程ゆで、ざるでお湯を切ります。氷水でぬめりを取るようにしてそうめんをしめて、水気を切ります。
3. 仕上げ
器に白だしとそうめんを入れ、上からもずくをタレごと、納豆、カニ風味かまぼこ、小口ねぎをのせて完成!
食べ応え抜群!具材アレンジもご自由に
白だし+三杯酢や土佐酢の酸味でさっぱり食べられます。酸味が苦手な方は、白だしを多めにすると良いでしょう。
もずくと納豆が1パックずつ入っていて食べ応えがあるので、そうめん1束でも十分満足できちゃいますよ。
撮影用にきれいに盛りましたが、結局はぐっちゃぐちゃに混ぜ混ぜして食べるのがおいしい(笑)。
具材は何を入れてもOK。例えば、めかぶや長芋すりおろしやオクラ、大根おろしやかいわれ大根やスプラウトなどなど、いろいろお試しください。
もずくのタレの酸味を利用して、納豆の代わりにキムチ、ゆで卵、チャーシュー、りんごや梨の細切りを入れて“韓国冷麺風”にするのもアリですよ!
もう一品、ひと手間かかるけどクセになるアレンジを提案させてください。
2. 夏らしいさっぱり感「かき氷グリーンカレーそうめん」
こちらも白だしをベースにしているのですが、グリーンカレーを入れることによって、たちまちタイ旅行の気分に。
食べている間にも食欲がわき、次から次へと箸が進むひと品です。替え玉必至なので、最初から2束ゆでても良いくらいですが、とりあえずは1束用のレシピを。
材料(1人分)
・そうめん……1束
・グリーンカレー缶……1缶
・ミニトマト……1~2個
・みょうが……1個
・パクチー……適量
・白だし……70~100cc
作り方
1. グリーンカレーソースを、かき氷状にする
グリーンカレー缶を具材と汁に分け、ソースは密閉袋に入れて冷凍します(具材はご飯のお供に!)。冷凍したグリーンカレーソースを大根おろし器で適量すって、かき氷状にします。
2. だしを作り、材料をカットする
白だしを各メーカー推奨の割合よりやや薄めになるよう、水と混ぜます。みょうがをキッチンばさみや包丁で切り、ミニトマトを半分に切ります。パクチーを適当な大きさに手でちぎります。
3. そうめんをゆでる
600cc程度のお湯でそうめんを1分半程ゆで、ざるでお湯を切ります。氷水でぬめりを取るようにしてそうめんをしめて、水気を切ります。
4. 仕上げ
器に白だしとそうめんを入れ、上からかき氷状のグリーンカレー、みょうが、ミニトマト、パクチーをのせて完成!
ひんやりさっぱり、クセになるおいしさ!
いや本当に、今までにない異次元のおいしさ!お店で出したら、間違いなく行列ができちゃうなぁ(笑)。
グリーンカレーを凍らせずそのまま入れても良いのですが、凍らせたほうが夏らしい清涼感があるんです。さらに、凍らせることで動物性の油脂も気にならず、よりさっぱり食べられるという寸法です。
ひと手間かかりますが、凍らせてかき氷状にして、少しずつ溶いて食べてみてください。
あと、グリーンカレーの具材は、ご飯のお供だけとしてだけでなく、トッピングとしても抜群においしいですよ。
余ったそうめんを、ひと手間でごちそうに!
おいしすぎて食べすぎ注意!“計量&包丁ほぼ不要”で作れるさっぱりそうめん、昼や夜にいかがでしょう?
さて、明日の後編では、メイン級に楽しめるアレンジをお届けします。揚げてよし、焼いてよし、炒めてよしの“そうめんレボリューション”をお楽しみに!
写真・文/クック井上。
取材/macaroni 編集部 道岡