“武豊騎手で凱旋門賞制覇”の「夢」掲げるキーファーズが支援 一口馬主クラブ「インゼルサラブレッドクラブ」設立発表

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武豊騎手で凱旋門賞制覇を――。そんな壮大な目標を掲げる馬主・キーファーズが支援する一口馬主クラブ(愛馬会法人)・インゼルサラブレッドクラブが2021年9月8日、設立を発表した。キーファーズの主戦騎手・武豊も、設立にあたって喜びのコメントを寄せている。

「インゼルサラブレッドクラブ設立おめでとうございます。新しいクラブの誕生は競馬界にもファンの皆様にもとても喜ばしい事ではないでしょうか。私たちジョッキーは皆様の愛馬を勝利に導くべく人馬一体となってゴールを目指し皆様の夢に貢献出来る様頑張ります。」



キーファーズが掲げる「夢」に、競馬ファンも「参加」することができるようになる。インゼルサラブレッドクラブが提供するのは競走馬ファンドで、今年の1歳馬世代から募集が始まる。15頭が1/500口から、4頭が1/50口から出資可能だ。一口3万円というリーズナブルな馬もラインナップされている。

「キーファーズ所有馬からラルクやヴィニーといった現役時代、私の夢を背負って走った馬たちの子供をラインナップに加えていただきました。 『凱旋門賞を勝つ』 私が常に目指してきた夢を会員の皆様と共有できる事はこの上ない喜びであります」(松島正昭氏/キーファーズ代表)

募集馬を提供する牧場も、ノーザンファーム、社台ファーム、そしてアイルランドで指折りの生産者・クールモアなど、有力牧場からのバックアップを受けている。特にクールモアからは、日本生産馬として初めてイギリスクラシック競走(2000ギニー・2018)を制覇したディープインパクト産駒・サクソンウォリアーの子どもも募集馬リストに挙がっている。

「ジャスティファイ・サクソンウォリアーと共に初年度産駒ですが、今までにない成果を上げてくれると信じております。今後も国境を越え競馬の繁栄に共に進んでいければ光栄に思います」(J・マグナ―氏/クールモア代表)

「私達生産者は、幅広い方々に競馬の楽しみや魅力を伝えていくことも使命と考えており、その中で新たなクラブ法人の発足は心強く感じています。競馬ファンの裾野を広げる、愛馬会の担う役割は大きなものであり、今後の貴社のご発展を祈念しております。」(吉田勝己氏・ノーザンファーム代表)



9月8日から10月17日まで、インゼルサラブレッドクラブホームページ(https://inseltc.com/)で先行入会を受付中。募集馬リストも公開中で、募集馬写真、所属予定の厩舎は10月1日に公開されるという。