中田翔に今1番必要なのは『G戦士』としての欠点克服
今月20日日本ハムから無償トレードで巨人に入団した中田翔選手。翌21日には1軍登録され代打で初出場。
そして長嶋茂雄終身名誉監督に激励を受けた22日にはスタメンに名を連ねるとミスターの目の前で巨人初安打を初ホームランで飾る劇的なドラマを演じた。
しかし、その後は中田選手のバットから快音が遠ざかり28日時点で14打数2安打の打率.143と苦しんでいる。原監督は28日の試合で中田選手をスタメンから外す決断を下す。
劇的なスタメンデビューから5試合での決断。中畑清はこの決断に原監督の本心が表れていると語る。そして、この5試合で中田選手が巨人の選手として戦う為に足りないある部分が見えたと言う。
それは同じように5番を打ってきた中島選手ウィーラー選手などにはあって、中田選手には無いもの。もっと言えば巨人というチームで選手として生き抜いた打者は持っていて、巨人から姿を消した選手には持っていなかったもの。
いつの時代も華やかな選手が名を連ね豪華絢爛な巨人打線だが、王貞治氏もミスターも、もちろん原監督も持っていたものだと言う。果たしてその能力とは一体何なのか...
それを手にした時、中田選手はかつての輝き以上に巨人で躍動し、さらなる進化を遂げると中畑清は確信している。