医師3人が教える“絶対に避けたい”NG習慣とは?「起きる時間がバラバラだと…」

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ビジネスパーソンの多くが、日々の疲れに悩まされていると思います。なんとかリフレッシュすることで体調を整え、仕事に向き合っているという人も多いでしょう。

しかし、カラダを休めるためにしている習慣が、実はカラダにとって悪影響を及ぼす場合があるかもしれません。そこで今回は、“絶対に避けたほうがいいNG習慣”について、医師の意見をもとにご紹介します。

<目次>

実は注意が必要?見直したいNG習慣
(1)寝すぎは禁物?
(2)深酒は避けるのがベター研究&診療でわかった!運動する人・しない人の違い
(3)運動不足がもたらす“将来”への影響実は注意が必要?見直したいNG習慣

(1)寝すぎは禁物?

画像:Stock-Asso/Shutterstock

平日の忙しさから解放され、休日はお昼ぐらいまで寝ることもあるでしょう。寝すぎることは、カラダに対してどのような影響があるのでしょうか?

健康スポーツ医の木村好珠先生は「寝すぎたとしても、起きる時間が一定でいつもより疲れている分早く寝たというのであれば、あまり問題はないと思います」と主張。

一方で、「起きる時間がバラバラになってしまっている場合には、自律神経の乱れの原因になる恐れがあります」と明かし、「自律神経の乱れはカラダのみならずメンタルの不調にもつながると考えられますし、睡眠状況を悪化させる原因になる可能性もあるでしょう。自律神経や睡眠のリズムの崩れは、免疫力にも影響を及ぼすと思われるので、気をつけたいところですね」と説明します。

もし睡眠時間を長くとりたい場合は、起床時間に気をつけた方がよさそうです。

(2)深酒は避けるのがベター

画像:BlueSkyImage/Shutterstock

1日の終わりにはお酒を飲んで、リフレッシュしているという人もいるでしょう。なかにはたくさん飲んだ方がよく眠れるという意見があるかもしれません。

しかし、日本睡眠学会専門医の中村真樹先生は「適度な飲酒はリラックス効果があるとされていますが、酔いつぶれて眠る状態は不自然な眠りになりがちです」と、深酒について注意を促します。

さらに、「アルコールが分解されだすと眠りが浅く不安定な状態になり、アルコールの利尿作用もあって途中目覚めやすくなるといわれています。また、アルコールを分解するため肝臓にも負担がかかり、カラダも十分に休養できない状態になるでしょう。」と指摘しました。

寝る前のお酒が楽しみという人も、ほどほどにするのがいいかもしれません。

研究&診療でわかった!運動する人・しない人の違い画像:New Africa/Shutterstock

(3)運動不足がもたらす“将来”への影響

疲れが溜まっていると、カラダを動かすのになかなか気が向かないものですよね。しかし、総合診療医の石井道人先生いわく、「忙しくて疲れているからといって、運動をしない方がいると思いますが、適度な運動を習慣化することをおすすめします」とのこと。

「運動を定期的にしている方は、様々な病気を発症するリスクを軽減するという報告(※1)があります」と示しつつ、「私も診療していて感じることですが、運動をしている方としていない方だと、筋肉量や健康年齢も違いが出てきますね」と明かしました。

将来の健康を意識するなら、無理のない範囲でなるべく運動する習慣を取り入れましょう。

いかがでしたか? 医師による見解も参考にして、日々のリフレッシュ法に取り入れてみてください。

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

<プロフィール>
木村好珠
精神科医、産業医、健康スポーツ医。精神科医として常勤し、都内企業の産業医も務めている。また、東京パラリンピック ブラインドサッカー日本代表、北海道コンサドーレ札幌アカデミーのメンタルアドバイザーとしても活躍中。

画像:READY

中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニック院長。日本睡眠学会専門医。東北大学医学部卒、東北大学大学院修了(医学博士)、東北大学病院精神科で助教、外来医長を務める。2008年、睡眠総合ケアクリニック代々木に入職。2012年から同病院の院長を務める。2017年6月青山・表参道睡眠ストレスクリニックを開院し、院長に就任。

石井道人
2007年北里大学医学部卒業後、東京都立多摩総合医療センターにて研修後、ERに専従。北海道喜茂別町で僻地・家庭医療に従事したのちに、現在は横浜市青葉区の『ファミリークリニックあざみ野』の院長を務めている。

【画像・参考】
※1 U.S. Department of Health and Human Services. Physical Activity and Health. A Report of the Surgeon General, International Medical Publishing, 1996
※SoutaBank/PIXTA(ピクスタ)
※Stock-Asso・BlueSkyImage・New Africa/Shutterstock

医師3人が教える“絶対に避けたい”NG習慣とは?「起きる時間がバラバラだと…」はWoman Wellness Onlineで公開された投稿です。

【筆者略歴】

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