本格的な夏のレジャーシーズンを前に水の事故を想定した警察と消防の合同訓練が15日真岡市内のプールで行われました。

訓練には真岡警察署の警察官と芳賀地区広域行政組合消防本部の水難救助隊の隊員、合わせておよそ30人が参加しました。

水難事故の合同訓練は初めてです。

真岡市の井頭公園にある一万人プールの流れるプールを実際の川の流れに近い状況にして行われました。

訓練は川でキャンプ中の3人が増水により中州に取り残された状況を想定し、立ち木に見立てた支柱にロープを張ってボートで救助に向います。

水の流れをうまく利用しながらオールでボートを操作し岸にたどりつきました。

消防によりますと過去10年では40件の水難救助要請を受けて出動しているといいます。

2019年の台風19号の際には浸水被害のあった茂木町で孤立した住民など14人を救助したということです。

このほか救助のために必要な機材の使い方などを確認していました。