ホンダ新型「シビック」はカッコ良いけど大きすぎ!? 新型タイプR登場に期待する声も

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世界初公開された11代目シビックの評価は?

 2021年6月24日に、11代目となるホンダ新型「シビック(ハッチバック)」が世界初公開されました。
 
 初代モデルが1972年に登場したシビックは、約50年の歴史のなかで培った伝統や、使いやすさ、快適性、スタイルの美しさが世界中のユーザーに支持され、世界170カ国で2700万台以上を販売。ホンダの主力モデルとして長年愛されてきました。

スタイリッシュさが増したホンダ新型「シビック」

 今回公開されたモデルはハッチバックの新型シビックで、北米ではセダンタイプがすでに発表・発売されていますが、日本ではこのハッチバックが2021年秋に発売予定となっています。

【画像】これがシビック!? イケメン度がアップしたホンダ新型「シビック」(32枚)

 新型シビックはグランドコンセプト「爽快シビック」とし、親しみやすさと特別な存在感を併せもち、乗る人全員が「爽快」になることのできるクルマを目指しました。

 新型となるシビックについてユーザーはどう思っているのでしょうか。くるまのニュースではアンケートを実施し、ユーザーの声を調査しました。

 まず、「ホンダ新型シビック(11代目)についてどう思いますか?」という質問では、「まあまあカッコ良い」が43.9%、「とてもカッコ良い」が39.4%と、回答者の83.3%がカッコ良いと感じていることがわかりました。

 新型シビックのデザインについて、「先代より大人っぽいデザインになって良いと思う」「滑らかな流線型フォルムが目を惹く」「ホンダデザインの正解」など、高評価というコメントも数多くあがっています。

 その一方、「アコードやインサイトに似ている」「シビックという名前でなくてもよかった」など、スタイリッシュなデザインがこれまでのシビックと結びつかないというような意見もありました。

「新型シビックにどのようなことを期待しますか?」(複数回答)という質問では、「クルマとの一体感を楽しめる走行性能」という回答がもっとも多く54.5%。

 次いで「CVT・6速MTの設定」が48.5%、「クーペのような美しいエクステリアデザイン」が43.9%、「1.5リッターVTECターボエンジンの搭載」が33.3%となり、スポーティなモデルだけに、走行性能に期待する人が多いようです。

 新型シビックでは、2022年にホンダのハイブリッドシステム「e:HEV」搭載のモデルが追加される予定です。

 そこで、「今回発売される1.5リッターターボとハイブリッド、どちらに興味がありますか?」という質問では、1.5リッターターボが69.7%、ハイブリッドが24.2%と、ターボ車に軍配が上がる結果となりました。

 ホンダは世界の各市場で電動化を進めており、欧州で販売される新型シビックはハイブリッド専用車になるといわれています。世界的な流れを見るとハイブリッドの設定は必須となっていますが、現時点ではターボのシビックを希望する人のほうが多いようです。

 また、「今回世界初公開されたハッチバックに加え、2022年には高性能モデルの「タイプR」が追加される予定ですが、どちらに興味がありますか?」という質問では、タイプRが53.0%、ハッチバックが42.4%となり、タイプRの人気がうかがえる結果となりました。

 なかには、「前のタイプRが早い段階で売り切れになってしまい、このモデルもいつ買えなくなるのかとビクビクする」とコメントする回答者が存在。

 2020年10月にマイナーチェンジして販売されたタイプRは、リミテッドエディションがすぐに完売したと同時に、通常仕様も早々に売れてしまったという“伝説”を持つだけに、新型シビック タイプRは購入したい人が普通に買えるモデルであってほしいという意見がありました。

 新型シビックに対する意見として、「もう少し車体が小さいといい」「車体のサイズからシビックと呼べるのか?と思うが、新しい時代のファミリーカーになってくれたらと願う」「EGやEKが好きだっただけに以降が大きくなった事が気になった。先代からインテグラかアコードかと思うようなクルマになったと思う」など、昨今の大型化・高級化にはなじめないという人もいました。

 また、実際の販売価格やハイブリッド車の排気量、日本におけるセダンの導入などについて気になるという回答者も見受けられました。

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 50周年を目前に新型へと生まれ変わるシビック。世界中で長きにわたって愛されているクルマだけに、多くの人の期待が込められているようです。