腸内ケアには“バナナ”だった!? 管理栄養士が教えるメリットとは?

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朝食やおやつとしておなじみバナナ。普段の食事に取り入れている方も多いのではないでしょうか? そんなバナナを長期間食べ続けると腸内環境の改善が期待できるという結果が、東京大学医学部附属病院医師・伊藤明子先生らの研究グループが行った調査から分かりました。

いったいバナナの摂取で腸内にどんな働きが見られたのか、研究結果の詳細を早速お伝えします! また、管理栄養士である筆者の目線で、なぜバナナが腸内環境を整えるためにおすすめなのかも説明していきます。

腸内環境が改善された!?画像:rainmaker/PIXTA(ピクスタ)

今回の調査では、被験者をバナナ摂取群とバナナ非摂取群に分類。調査前と4週間食べ続けた後の体組成・血液検査・便検査・糖化度検査を調べたそうです(※1)。

すると、バナナ摂取群では悪玉菌に属するといわれるBilophila属や、Megasphaera属・Parabacteroides属といった炎症を引き起こす菌が減少するという結果が出たとのこと。

悪玉菌の増殖が抑えられると、腸内環境が整いやすいでしょうし、e-ヘルスネットでは「食中毒菌や病原菌による感染の予防」(※2)にもつながると説明されています。

善玉菌を増やす作用のある食物繊維を含む画像:mits/PIXTA(ピクスタ)

また、バナナは善玉菌を増やす作用があるといわれる“プレバイオティクス”の食物繊維を含んでいます。悪玉菌を減らして、善玉菌を増やすという、腸内環境を整えるには理想的な健康食品といえるかもしれません。

プレバイオティクスは他にもオリゴ糖などが該当していて、大豆やたまねぎなどに含まれているといわれているので摂取するのをおすすめします。

バナナを手軽に摂る方法として、筆者がおすすめするのは、朝のヨーグルトにバナナを入れて食べること。バナナを入れるだけで簡単ですし、乳酸菌も摂取できるのでおすすめです。

また、朝食の準備に時間が使えない忙しい人には、バナナと一緒に乳酸菌のサプリを取り入れるのもお手軽な手段といえるでしょう。

編集部がピックアップ!おすすめの乳酸菌サプリメント3選

以上のことを踏まえて、忙しいビジネスパーソンでも手軽に乳酸菌を摂取できるサプリメントをご紹介します。

(1)BODY AURA

画像:新日本製薬

新日本製薬の『BODY AURA』(6,480円・税込)には、乳酸菌『L.ラムノサス菌』と発酵小麦由来の『FWGE』が配合されています。1カプセルあたりの乳酸菌の配合量は400億個(製造時)で、生きたまま腸に届いて1週間もとどまるのだそう。1日1粒で日々の体調維持のために取り入れてみてもいいかもしれませんね。

(2)スーパーグリーンズ カプセル

画像:サンフード

サンフードの『スーパーグリーンズ カプセル』(4,320円・税込)はいかがでしょうか。乳酸菌だけでなく、原材料にクロレラやゴボウ、ケールエキスなどを使っていて、栄養素やミネラルが凝縮されたサプリメントです。飲みやすいカプセルタイプが嬉しいですね。

(3)mdFood

画像:mdストア

mdストアの『mdFood』(10,800円・税込)にも、大豆ペプチド、乳酸菌、オリゴ糖など、腸内環境に注目した成分が配合されています。腸内フローラのメンテナンスをしたい方、タンパク質が不足している方は、このサプリメントで足りない栄養素を補ってみてはいかがでしょうか。

いかがでしたか? 今回はバナナやサプリが腸内環境にいかに役立つかを説明しました。参考にしてみるといいかもしれないですね。

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。
※価格は記事作成時のものです。

【画像・参考】
※1 食べやすさや栄養価に再注目! コロナ禍で人気急上昇中のバナナに関する臨床試験 バナナを食べることで日本人に不足しがちな血中マグネシウムの増加、腸内フローラの改善が期待 - PR TIMES
※2 清水 純.腸内細菌と健康 - e-ヘルスネット(厚生労働省)最終更新年2019
※Natalia Ochkalo・rainmaker・mits/PIXTA(ピクスタ)
※新日本製薬・サンフード・mdストア

腸内ケアには“バナナ”だった!? 管理栄養士が教えるメリットとは?はWoman Wellness Onlineで公開された投稿です。

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