Googleは5月4日(米国時間)、「Android Developers Blog: Android Studio 4.2」において、Android Studioの最新版となる「Android Studio 4.2」を安定版チャンネルで提供開始したと伝えた。今回のリリースではIntelliJプラットフォームのアップデート、Androidアプリ開発の生産性向上を目的とした機能追加が行われている。

Android Studio 4.2の操作画面 資料: Google


Android Studio 4.2の主な新機能は次のとおり。

IntelliJプラットフォームのアップデート。IntelliJ IDEA Community Edition 2020.2に搭載されているすべての主要機能をアップデート(プルリクエストのためのGitHub UIの変更、新しい集中型プロブレムウィンドウなど)。

Safe Argsをサポート。

新しいプロジェクトウィザードとモジュールウィザード。

改良されたデータベースインスペクタ。

Retraceコマンドラインツール。

Android Gradle Plugin (AGP)アップデートアシスタント。

アプリを再起動することなくコードやリソースの変更を実行中のアプリに適用する機能の実現。

Android Gradle Plugin 4.2におけるいくつかの重要な変更。

複数デバイスへのデプロイ機能。

システムトレースの改善。

Android Studio 4.2は「Download Android Studio and SDK tools | Android Developers」からダウンロード可能。アプリのプロジェクトを最新のバージョンへアップグレードする作業は複雑な場合がある。Android Studio 4.2にはアプリプロジェクトをアップグレードするためのアシスタントが新たに導入されており、プロジェクトの移行や最新のAndroid Gradle Plugin APIの利用がより簡単になっている。