最新のNintendo Switchシステムアップデート12.0.0(今月6日に配信開始)から、噂の上位モデルNintendo Switch Pro(仮称)に繋がるかもしれない手がかりが見つかったと報じられています。

データマイナー(ゲームのコードを解析して未発表の新機能などを探し当てる人)であるOatmealDome氏は、まずシステムバージョン12.0.0内に「ICradleFirmwareUpdater」なる文字列を発見。内部的には「Cradle」とはドックを意味する名前であることから、ドック側のファームウェアを更新できる機能を追加したのではないかと推測しています。

従来のスイッチ用ドックは、ただ本体側の画面出力をHDMIに変換し、USB入力を処理する機能を持つに過ぎず、独自のファームウェアは搭載されていないはず。ここから、長らく噂されているProモデルの存在が浮かび上がるかもしれないわけです。もっとも、スイッチはJoy-Conを通じて脆弱性を突かれたこともあり、外部機器への抜け道を防ぐためではないかとの指摘もあります。

とはいえ、OatmealDome氏は追加で「is_crda_fw_update_supported」なる文字列も見つけたとのこと。「CrdA」とは「Cradle Aula」の略で、「Aula」とは新ハードの開発コード名であるとも述べています。以前にも「Aula」は新たなSoCとして「Mariko」を搭載する上位モデルとのファームウェア分析がありました。

ほか、OatmealDome氏は最新システムソフトウェアの中に「4kdp_preferred_over_usb30」という文字列も見つけています。これが「4Kディスプレイ出力をUSB 3.0より優先する」意味だとは断定できないものの、Switch Proが4K出力対応との予想は複数の方面から報告されていることです。

Switch Pro(仮)については、依然として任天堂の公式コメントはないものの、4K出力対応のほかNVIDIA DLSS技術に対応して新作ばかりか過去ゲームの解像度やフレームレートも向上するとの予想もあります。

もしもドック単独でファームウェアが更新できるとすれば、ひょっとするとドック側にGPUが搭載されることによいり、TVモードでは4Kかつ60fpsで画面が美しく動きが滑らかなモンスター狩りが楽しめるのでは……といった妄想が膨らみそうです。

Source:OatmealDome(Twitter)

via:iMore