間も無くして迎える2021年最初の代表戦期間では、コロナ危機によって様々な分野で混乱が生じており、バイエルン・ミュンヘンでも2選手へ影響が及ぼされることとなった。

 まず今回のワールドカップ予選初戦をスコットランドで迎えるオーストリア代表では、この試合で数多くの主力選手を欠くことを余儀悪され、その中にはダヴィド・アラバも含まれているところ。

 またロベルト・レヴァンドフスキについても同様で、3月31日にイングランドでの対戦が控えていることから、「イングランドからの帰国者は、その後に隔離されなくてはならないままなら、派遣に応じるわけにはいかない」との考えを示した。

 仮にこれに参加すると、その後に控えるブンデス首位攻防戦ライプツィヒ戦を欠場することに。なおそれ以外の2試合、ハンガリー代表戦とアンドラ代表戦では、レヴァンドフスキは参加することが可能。アラバについても、「あとから代表チームに合流できる」ことが明かされている。

ホッフェンハイム、ポッシュとバウムガルトナーは負傷で参加が危惧

 ちなみにオーストリア代表にはTSGホッフェンハイムから3選手、シュテファン・ポッシュ、クリストフ・バウムガルトナー、フロリアン・グリリッチュの3選手が選出されており、ブンデスの中でも特にコロナ感染が多かった同クラブの前者2選手も、すでに感染を経験しているが今は負傷のため参加があやぶまれているところ。


 なおアウグスブルクからもオーストリア代表にはミヒャエル・グレゴリッチュが代表選出。アラバらと同様に初戦には出場しないのだが、ただヘアリヒ監督は現在の感染状況から「もちろん、危険だと思う」と懸念の意を示した。スロバキア代表ラシュロ・ベネシュも初戦のみ。


 また同代表ヘルタ・ベルリンのペーター・ペカリクも同様。チェコ代表のウラジミール・ダリダも初戦のエストニア戦のみ。ポーランド代表クシシュトフ・ピョンテクについては、レヴァンドフスキと同じくイングランドでの試合に関しては欠場となり、ノルウェー代表のルネ・ヤースタインも初戦のみ欠場。