Ankerの1万円ノイキャンイヤホン『Soundcore Liberty Air 2 Pro』を試す
アンカー・ジャパンは、アクティブノイズキャンセル対応の完全無線イヤホン「Soundcore Liberty Air 2 Pro」をECや家電量販店などで1月20日に国内発売しました。直販価格は税込1万2980円です。
Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro(Amazon)
丸っこいケースに包まれて登場。化粧品っぽい可愛らしいケースに包まれています。
上がスライドして開閉ができるタイプですね。非常に滑らかにスライドしてくれます。高い名刺入れみたいな。片手で簡単に開閉できるのも魅力。ケースの充電端子はUSB Type-Cです。
こちらが製品スペック。Bluetooth5.0を採用、ノイズキャンセリング、外音取り込みモード搭載など今どき仕様のツボを抑えていますね。試用していたとき、音声が切れ、数秒で持ち直すという減少がたまーに起きました。個人的にはそこまで気になる頻度でもなかったので許容していますが注意しておく必要がありそうですね。
ケースを開けてから接続までの速さはかなりのもの。快適です。ワイヤレス充電も対応しており、スキのない仕様に。
そして個人的になかなか面白かったのがアプリですね。イコライザーやノイキャンのレベル等を管理できるのはもちろん、自分に最適なイヤーピースを選定してくれたり、イヤホンをパーソナライズしてくれたりと至れり尽くせり。自分好みの仕様をどんどん追い込めます。
さてさて肝心の音質チェックへ。
今回の試用には崎山蒼志さんの『Undulation』独特の声とサビのフィルター感のあるギターとビアノの旋律が印象的な曲です。
基本的な音質はかなりフラット。クリアすぎることはなく、ナチュラルで柔らかい音質です。各帯域すこし引っ込んでるかなと思ってしまうくらいですね。筆者はかなり聴きやすい音質で好みでした。
アプリのイコライザー等でもどんどん自分好みにカスタム出来ますが、帯域が突出するような変化ではなく、あくまで軽くブーストする程度という印象でした。パンチのあるサウンドにはなりにくいですね。全体的に音量はすこし上げめにして聴いてあげるといいかもです。
ノイズキャンセリングはかなり優秀。独特の圧迫感も少なめでノイキャン苦手な筆者でもかけっぱで試用できました。これもアプリで屋外・屋内・交通機関などシチュエーションを選択できます。特に交通機関用のノイキャンが優秀で、最近の窓の開放されている電車の音もいい感じにかき消してくれます。
AirPods ProやSONYのWF-1000XM3などと比べると基本的な音質の解像度など、正直劣るところはあります。が、カスタマイズ性や価格を考えるとかなりの高コスパイヤホンであることは間違い無いですね。
価格を抑えつつ良質なイヤホンがほしい方にはかなり大きな選択肢になりそうです。
Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro(Amazon)