大坂なおみ 次戦勝利の鍵はコーチのノート?「ウィムはワクワクしていると思う」

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「WTA500 メルボルン(Gippsland Trophy)」(オーストラリア・メルボルン/1月31日〜2月6日/ハードコート)女子シングルスで、準々決勝に進出した大坂なおみ(日本/日清食品)。試合後の記者会見で、3回戦の振り返りや次戦について語った。

この日の3回戦は、世界371位ケイティ・ブルター(イギリス)に3-6、6-3、6-1で逆転勝利した大坂。記者から、タフな3セットでしたがと質問されると「えぇ、今日は本当にタフでした」と話した。


「彼女のプレーは本当に良かったと思います」「こういった試合は、練習ではできないものです。なので、結果的にはとても満足しています。長かったですけど、この試合で学んだことがたくさんあったと思います」


一方、大坂の記者会見の時点ではまだ準々決勝の相手は決まっていなかったが、その後に世界79位のイリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)が勝ち上がった。ベグは3回戦で、第5シードのジョハナ・コンタ(イギリス)を3時間32分に及ぶ大激戦の末に撃破。


大坂は記者会見で、ベグについて「彼女とは対戦したことがありません」「もし彼女と対戦することになったら、ウィム(・フィセッテ)とたくさん話をしなければならないですね」と話した。


フィセッテコーチと言えば、試合データを積極的に活用する戦術家。ノートを開いて大坂にアドバイスや指導を行う。大坂はそのことを念頭に「彼は私にたくさんのメモを渡そうと、間違いなくワクワクしているでしょうね」と笑顔でジョークを飛ばした。


大坂は前日の2回戦勝利後にも「彼をもっと信頼するようになったし、たくさん話をしました」と、フィセッテコーチとの良い関係性を明かしている。


「実は、彼はかなり天然だということが分かりました。なので、常にメモを取る彼にだまされないでください。彼は実際にはちょっと不器用だから、そこも良い人です」


フィセッテコーチのデータも武器に、大坂が準々決勝で素晴らしいプレーを見せることが期待される。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「WTA500 メルボルン」での大坂なおみ
(Photo by Mike Owen/Getty Images)