日本を含む15カ国のGoogle Playで、2021年3月1日からギャンブルアプリの配信が可能になることをGoogleが発表しました。

デベロッパー プログラム ポリシーのプレビュー: 現金を伴うギャンブル、ゲーム、コンテスト - Play Console ヘルプ

https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/10318510



Google Playでのギャンブルアプリの配信は、記事作成時点ではイギリス、フランス、アイルランド、ブラジルの4カ国でのみ許可されていますが、新たに、日本やアメリカを含む15カ国で2021年3月1日より配信可能になることが発表されました。配信が許可されるギャンブルアプリの種類は国や地域ごとに異なり、日本のGoogle Playでは、「競馬」「競艇」「競輪」「オートレース」「サッカーくじ」「宝くじ」のみが許可される予定です。



Googleはギャンブルアプリの配信について、「特定の要件を満たす場合に限り、許可されています」と述べており、配信を希望するギャンブルアプリは、配信する国や地域の法律に準拠し、有効なギャンブルライセンスを取得する必要があります。また、アプリは無料で配信し、未成年のユーザーはアプリを使用できないようにすることが求められています。さらに、専用の申し込みページから配信の許可申請を行う必要もあるとのこと。

Gambling Application Form - Play Console Help

https://support.google.com/googleplay/android-developer/contact/gambling?hl=en



Google関連の情報を扱う9to5Googleは、「Google Playギャンブルアプリをダウンロードすことができない国では、APKファイルを直接スマートフォンにインストールするというセキュリティ上のリスクが高い行為が行われてきました。今回の配信許可により、安全な方法でギャンブルアプリを楽しめるようになります」と語っています。

なお、AppleのApp Storeでは、通常のアプリと比べて厳しい審査が行われているものの、国ごとの配信規制は行われていません。

App Store Reviewガイドライン - Apple Developer

https://developer.apple.com/jp/app-store/review/guidelines/