オンライン授業で全力で踊る先生(画像は『royalsessions 2021年1月4日付TikTok「When I tell y'all I love him , that's an understatement」』のスクリーンショット)

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パソコンの前に立ち、キッズ向け音楽をかけて軽やかに踊る男性の姿がSNSで話題を呼んでいる。これは幼稚園児のオンライン授業の様子で、パートナーがその様子を捉えたものだった。子ども達の興味を引こうと全力で踊る男性の姿に「孫をこの学校に入学させたい」などのコメントが寄せられた。『Times Now』などが伝えている。

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米カリフォルニア州ハーキュリーズ在住のケネス・デシュフォニ・ファール2世さん(Kenneth Deshone Farr II)は、幼児からグレード8(4〜14歳の学年)までの生徒を受け入れている学校「セント・デイヴィッド・スクール(St. David School)」の学長を務めている。そんなケネスさんのリモートワーク姿を捉えた動画がSNSに投稿され、話題を呼んだ。

撮影者でパートナーのプリシラ・アギーレさん(Priscilla Aguirre)が廊下から撮り始め、音楽が微かに漏れている部屋の方へ移動していく。その部屋では子ども向けの音楽をパソコンの横で流し、ケネスさんが机とイスの間に立って踊っていたのだ。

ケネスさんは手やお尻を振り、歌を口ずさんでいる。曲の間奏に入ると、カメラへ顔を近づけて子どもたちの様子を確認し、名前を呼びながら「いいぞ」としっかり盛り上げた。パソコンの画面をよく見ると、子どもたちが手を振ったりして楽しそうに踊っている様子が映っている。狭い場所で大柄なケネスさんがダンスする姿に、プリシラさんは小さな声で笑った。

大人でも長時間パソコンの前に座るには集中力が必要になるが、それが幼稚園児となれば興味を引き続けるのは工夫や労力が必須となるのは間違いない。普段の幼稚園と変わらず子どもたちに楽しんでもらうために、ケネスさん考案したアイディアだったのだろう。

プリシラさんによりTikTokへ投稿されたこの動画には、今月24日の時点で25万件近くの「いいね」が寄せられた。コメント欄には、

「私の娘も、将来ケネスさんのような人に成長して欲しいわ」
「親がこの学校に孫を入学させたいって言ってるよ」
「私の3人の子ども達はみんなこの学校の出身で、一番上の子は今グーグルに勤めているのよ!」
「前に通っていた学校が閉校してしまってここに通い始めたのだけど、ケネスさんの責務を果たそうとするその姿勢が本当に素晴らしいの。この学校を選んでよかったわ」

など入学希望の声や在学生・卒業生の親の声も届いており、ケネスさんへの厚い信頼がうかがえた。

また「彼こそ次の世代の教師を育てるのに必要な人材だ」「次のクラスはいつなの? 私も参加したい!」「見てよ、みんなカメラをオンにしてる!」「こんな楽しそうな先生で羨ましい!」などのコメントも寄せられている。

予想外の反応に驚いたケネスさんは、Facebookで次のように投稿し詳細を明かした。

「私が誰なのか気になる人たちへ。私はセント・デイヴィッド・スクールで学長を務めています。クラスを開講するのに新しい先生を探していたのですが、良い先生を見つけることができませんでした。そこで、中学校でカウンセラーとして働くパートナーのプリシラと共に、K1クラス(4〜5歳児クラス)で先生となることに決めました。私たちが先生となれば、この大変な時期でも子どもたちを迎え入れることができると思ったのです。一緒に踊ってくれた皆さんありがとう!」

画像は『royalsessions 2021年1月4日付TikTok「When I tell y'all I love him , that's an understatement」』『St. David School 「PRINCIPAL’S WELCOME」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)