ダヴィド・アラバが、今季限りでバイエルン・ミュンヘンを後にすることなった。これは100%確定済みのことだ。それが既に父ジョージと代理人を務めるザハヴィ氏とともに、意思統一としてはかられたことが、kickerによって確認されている。

 ただしその行き先については不透明なままとなっており、今はザハヴィ氏がオプションを整理しているところ。そこにはレアル、パリSG、マンU、チェルシーなどからの好条件がよせられており、ただマンCとは数字的なやりとりはまだないようだ。

 またバルセロナについても、順当にラポルタ氏が会長となれば、その友人であるザハヴィ氏との連携が深まる可能性がある。そのため確かに今冬にも決着をみる可能性は否定はできないが、特にタイムリミットを決めて動くような考えもない模様。

 一方でレアル行きの報道がすでになされてはいるのだが、まだ契約が交わされたわけではない。それはkickerが信頼できる情報筋2人から確認したものであり、マルカ紙ではアラバとレアルが4年契約を締結したと報じ、メディカルチェックも済ませたとしたが、あくまでこれはザハヴィ氏の発案で、ドイツ人医師による診断を受け、交渉における問題のなさを証明するために利用したもの。レアルが関与したということでもない。

 しかしながらレアルではセルヒオ・ラモスの退団が迫っていることもあり、レアルの積極的な動きに、特に驚きを覚える必要はないだろう。週末にも2人のクラブの上位関係者がkickerに対して、残留は期待していないと漏らしており、あくまでバイエルンは10月末に撤回された延長オファーのサラリーの増額を、全く望んではいない。