老いという言葉から程遠いことを、木曜日の夜に改めて示してみせた、クラース・ヤン・フンテラール。トウェンテ戦にて1−1で迎えた後半89分、ここから投入された37才の点取屋は瞬く間に2得点をマーク。アヤックスを3−1の勝利へと導いている。

 まさにこれこそが自動降格圏内に喘いでいるFCシャルケ04が求める力。昨日にはドイツの大衆紙ビルトが、同選手への関心を伝えたばかりであり、kickerでも情報を確認。果たしてこれがアヤックスへの惜別弾となるのだろうか?「もちろん、これは気持ちの問題だよ。まるで二人の子供のうち、どちらかを選ばなくていけないような」と、フンテラールはコメント。

 そしてNOSに対して、これは惜別弾となるのか?との問いには、「それはわからない」と述べるに止まっており、「それは考えなくてはいけないことだよ」と言葉を続けた。3年半前に古巣アヤックスへと戻り、そして最近では脇役に甘んじる日々を過ごしていたフンテラールは、先月に今季いっぱいでの現役引退を表明したばかり。

 だがかつてシャルケにて240試合に出場し126得点をマーク、「ハンター」の愛称でも親しまれる元ブンデスリーガ得点王は、「もちろん今でも、自分が価値ある存在としてプレーできるということは、わかっている。そのことについて疑問はない」と自信をみせている。