寒さが一層増し、一肌恋しい時期が続いています。しかし新型コロナウイルスの影響により、人と人との接触は避けるべきことに。独身でパートナーがいない人にとっては、かなりつらい冬となっているのではないでしょうか?

コロナ禍で1人でいることに精神的不安を感じる女性

そこで今回ご紹介するのは、独身の40〜50代を対象に実施した「結婚観」に関するアンケート。こちらによると全体の74.5%が「コロナで将来が不安になった」と感じており、中でも一番多かったの「お金に関する不安」となっています。そのほかの不安に関するアンケート結果は次の通りとなりました。

コロナにかかるよりもお金の不安が恐ろしい?

お金に続くのは「仕事に関する不安」がランクイン。しかし同調査によると女性に関しては「人との繋がりが激減し、精神的に孤独に陥り落ち込んでしまった」(53歳/公務員/女性)、「人との関わりや外出が減ったことによる精神的な不安」(41歳/会社員/女性)といった、1人でいることに対する精神的不安を感じる人が増えているといいます。

そんな40〜50代独身者の結婚に関する意識ですが、男女ともに「結婚願望がある」「どちらかといえばある」と回答した人は全体の45.8%。「結婚願望ない」「どちらかというとない」は54.2%で、結婚願望ない派が少し多い結果になっています。結婚したい理由で一番多かったのは「精神的に支えてくれるパートナーが必要」(27.4%)との意見で、したいと思えない理由は「1人で生活するのが好き、快適と感じる」(29.8%)が最多となっています。

コロナに関する不安は日本だけではなく世界中の人が共有しています。

家にこもることが多くなると、誰かに会いたい

そんな独身の中高年の結婚願望は、新型コロナウイルスの影響によって変化はあったのでしょうか?同調査によると圧倒的に多かったのが「変化なし」との回答。実に91.7%が占めており、ほとんどの人はコロナ禍による意識の変化はなかったことが分かります。

しかし6.2%は結婚願望がなかった人が「あり」に変化。逆に残りの2.1%は結婚願望があったのに「なし」となり、少数ながらもコロナ禍で結婚に対する意識が変化している人は存在するようです。

さらに同調査では「結婚観が変化した理由」をアンケート。その結果は以下の通りとなりました。

コロナの影響で結婚したくなった場合、終息したときにどうなるのでしょうか?

一番多いのは「将来に不安を感じるようになった」(21.4%)。さらに「1人の時間が増えて寂しい」(16.7%)が続いています。寄せられた具体的な意見としては「1人の時間は必要だと思うし嫌いではないが、今年のように家にこもることが多くなると誰かに会いたい」(43歳会社員男性)。「家族という単位をこんなにも感じたことはなく、不安に感じることが多すぎた」(41歳無職女性)、「コロナがいつまで続くか分からないので、一人でいるのはあまりにも寂しいし不安」(42歳会社員女性)といったものが寄せられたいます。

コロナ禍によってこれまで必要としていなかったパートナーや家族を欲する男女が存在する。そういった人たちがどこかで出会い、お互いを支えあうパートナーとなればいいのですが、そううまい話はないのでしょうか?

【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
アンケート母数:計192名
実施日:2020年11月28日〜12月03日
調査実施主体:マッチングアプリ大学(https://jsbs2012.jp/)
調査会社:株式会社ネクストレベル