昨季に1.FSVマインツ05はボルシア・ドルトムントの本拠地で勝利。それを当時アシスタントとして見守っていた、エディン・テルジッチ監督は「マインツはバクーを除き、あの時のメンバーと代わりはない」と警戒心を示した。さらに先日のボー・スウェンソン監督が就任したばかりとあって、マインツの戦い方についてもまだ不透明な部分が少なくない。

 その一方でボルシア・ドルトムントの方は、ここまでヴォルフスブルク、そしてライプツィヒと、今後を占う上位対決で立て続けに快勝を収めており、その結果のみならず試合内容についてもミヒャエル・ツォルクSDは胸を張る。「ヴォルフスブルク戦での開始15分以外はね。まぁ、全てがそううまくいくものでもないさ。ただ軌道修正していく上で良いタイミングでの連勝だったよ」

 だからこそここにきて下位に喘ぐチームを相手にして、再び上位との差が生まれるような結果だけは避けていかなくてはならない。そんな中でドルトムントでは、アクセル・ヴィツェルが重傷を負い今季中の復帰も厳しくなったが、ジュード・ベリングハムがこのタイミングで復帰。足の負傷から「良い感じ」で回復を見せており、「金曜もそのままなら、彼はオプションとして計算できるよ」と、指揮官は期待感を示した。