「今年最高だったリーグアンのスター」TOP10

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新型コロナウイルスの影響によって大きな波乱が起こった2020年もあと数日となった。

今回は『Sportskeeda』から「2020年のリーグアンでもっとも素晴らしかった10名の選手」をお送りする。

10位:エドゥアルド・カマヴィンガ

クラブ:レンヌ

カマヴィンガは昨季サッカー界に突如現れた素晴らしいヤングスターだ。11月に18歳の誕生日を迎えたばかりでありながら、チャンピオンズリーグ出場権を獲得したレンヌの中心選手として不可欠な存在だったし、フランス代表でも史上最年少の得点者となった。

ポール・ポグバやパトリック・ヴィエラと比較されるほどのスキルやテクニック、フィジカルと視野を備えている彼。ドリブルでボールを前に運ぶこともでき、攻守に渡って活躍できる。

レアル・マドリーなどが彼の獲得に向かっていることはもはや公然の秘密となっている。いずれビッグクラブに羽ばたいていくだろう。

9位:ムサ・デンベレ

クラブ:リヨン

ムサ・デンベレは2019-20シーズンに素晴らしい試合を楽しんだ。フランス代表の当落線上にいるストライカーであるが、リヨンでは傑出したスコアラーの1人であった。

昨季は全公式戦で24ゴール。リーグアンだけでも16ゴールを決めており、チャンピオンズリーグではマンチェスター・シティを撃破することに成功している。

今季は立ち上がりで苦戦しており、先日腕を骨折してしまった。まだ予測不可能な状況もあるため、この順位になっている。

8位:ジョナタン・バンバ

クラブ:リール

サンテティエンヌでクリストフ・ガルティエ監督に見いだされてデビューしたジョナタン・バンバ。恩師に呼ばれて2018年にリールへと移籍し、再びブレイクを果たした。

苦しい経営状況が続く中で健闘しているリールの中、その素早いスタイルの中でディフェンスを切り裂く役割を担っている。今季はすでに5ゴール6アシストを決めており、チームの原動力となっている。

このレベルのパフォーマンスを続ければ、この24歳のウインガーはヨーロッパのビッグクラブから注目を集めることは間違いないだろう。

7位:フッサーム・アウアール

クラブ:リヨン

アウアールはわずか22歳であるが、リーグアンでは最高のミッドフィルダーとして広く評価されている。過去数シーズンに渡ってリヨンにとっての計り知れない存在となってきた。

アルジェリアにルーツを持つこともあってジネディーヌ・ジダンと比較されてもいるが、彼はよりユーティリティで様々な役割をこなし、ゴールを自ら奪うことにも長けている。

今夏はアーセナルへの移籍が噂されたもののそれが破談になっている。ユヴェントスやPSGなども関心を持っていると言われており、来季の去就が話題になるだろう。

6位:アンヘル・ディ・マリア

クラブ:PSG

32歳になったディ・マリア。パリ・サンジェルマンで素晴らしい年を過ごした。昨季は全公式戦で20アシストを決めており、多くのゴールをお膳立てしている。

素晴らしいストライカーたちの間でやや影に隠れたときもあったものの、マンチェスター・ユナイテッドから加入して以来最前線ならどこでもこなせる応用力や創造性で重要な存在になり続けている。

32歳になっても彼は減速する雰囲気を見せない。今季もすでにリーグアンで5アシスト、チャンピオンズリーグで2アシスト。パリ・サンジェルマンがこのままタイトルを奪うならば、何らかの個人賞を手に入れてもおかしくない。

5位:ミク・メニャン

クラブ:リール

メニャンは2020年のリーグアンではベストゴールキーパーだろう。リールで毎週のように高いレベルのパフォーマンスを見せている。

昨季は28試合の出場で12回のクリーンシートを叩き出し、ゴールデングローブ賞を獲得。ペナルティエリアで圧倒的な存在感を見せ、飛躍的な成長を見せた。

リールはかなり経営状況が悪いと言われているものの、リーグアンで2位と好成績を残している。メニャンも17試合で8回のクリーンシートを記録した。

4位:メンフィス・デパイ

クラブ:リヨン

デパイはマンチェスター・ユナイテッドで大失敗したが、リヨンに加入して以来世界でももっとも危険なアタッカーの一人になった。ウイングとして活躍していた彼はもはやストライカーとしてゴールを量産する存在に。

昨季は怪我で苦しめられたものの、12試合の出場で9ゴールを奪取。今季は13試合で8ゴール4アシストと完全な復活を見せており、そのプレーが本物であるところを証明している。

オランダ代表で彼を指導していたロナルト・クーマン氏は、バルセロナになんとかして彼を連れてこようとしているそうだが…果たしてどうなるか。

3位:ウィサム・ベンニェデル

クラブ:モナコ

ベンニェデルは2020年のリーグアンで最高のストライカーだと言える存在の1人だ。身長は高くはないものの、その俊敏性と動きの質、そしてドリブルの能力とシュートを両足で放てるスキルで、相手の守備に脅威を与えていく。

昨季はリーグアンで18ゴールを奪って得点王となり、今季もそのスコアリング能力に減速の兆しは見られない。今季も7ゴール4アシストとかなりの数字を残している。

2位:ネイマール

クラブ:PSG

ここで言うべきこともあまりないが、ネイマールはシンプルにワールドクラスの選手であり、リーグアンのレベルを遥かに超えていることは誰もが知っている。

彼が1位でないのは単に怪我の問題であり、このところ離脱する試合が格段に増えている。2017年にフランスへやってきて以来、実は21試合以上リーグアンでプレーしたシーズンが1度もない。

ただ昨季も15試合で13ゴール6アシストととてつもない数字を残しており、その成績は見事なものだ。

1位:キリアン・エムバペ

クラブ:PSG

2015年にモナコでデビューしたエムバペ。2016-17シーズンに初めてレギュラーとしてプレーしてから4シーズン連続でリーグアンを制覇している。パリ・サンジェルマンへの移籍後も馬鹿げたような数字を叩き出してきた。

昨季はわずか20試合の出場で18ゴールを決めて得点王を獲得しており、ゴール率があまりにも高すぎて他の追随を許さない。今季も13試合で12ゴールと止められない存在に。

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誰もがリーグアン最高の選手は彼であると感じており、異論を持つ者もほとんどいないだろう。まだ22歳という事実を考えても驚異的である。