火の手が上がるマシンからロマン・グロージャンが奇跡の脱出に成功した【写真:AP】

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グロージャンが炎に包まれた車から自力で脱出、実際の映像をF1が公開

 F1第15戦バーレーンGPで大クラッシュ、マシンから火の手が上がる事態が発生した。29日に行われた決勝でロマン・グロージャン(フランス)がスタート直後にバリアに激しく衝突。マシンが割れて大炎上した。グロージャンは奇跡的に自力で脱出に成功。九死に一生を得た実際の一部始終をF1の公式インスタグラムが公開すると、「最も恐ろしくて、最も勇敢な映像」「ヤバすぎる光景」などと衝撃が広がっている。

 映画のワンシーンではない。実際に起きた出来事だ。車がバリアにぶつかり真っ二つに割れ、大炎上した。コースマーシャルが必死で消火に当たる。燃え盛る炎は一向に弱まる気配がないが、その中から黒い人影が現れた。

 クラッシュした車のドライバー、グロージャンだ。炎上する車から自力で脱出。バリアを乗り越えて無事生還を果たしたのだ。マーシャルに肩を担がれながらも、足取りはしっかりしている。

 F1は奇跡の生還を果たした決定的瞬間の映像を公開。「ロマン・グロージャンが歩いて戻ってきたことに感謝しています。この競技の安全性が進歩しているのはもう分かっていることですが、ドライバー、マーシャル、医療スタッフの勇敢さと輝きのおかげで、それを今日再確認しました」と記して投稿すると、衝撃的な映像に海外ファンからは様々な反響が集まっている。

「無事なのは奇跡」
「あの炎から歩いてくるなんてアメージングだ」
「今日のヒーローはコースマーシャルと医療スタッフ」
「絶句しました」
「彼はめちゃくちゃラッキーだ」
「ロマンが早く良くなりますように」
「最も恐ろしくて、最も勇敢な映像」
「ヤバすぎる光景」

 海外メディアの報道によるとグロージャンはこの後、搬送された病院で検査を受け、骨折などはなかった模様。チームの公式SNSでは病床から無事を報告している。(THE ANSWER編集部)