手嶋多一が単独首位(大会事務局提供)

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<いわさき白露シニアゴルフトーナメント 初日◇27日◇いぶすきゴルフクラブ 開聞コース(鹿児島県)◇6995ヤード・パー72>
国内シニアツアー「いわさき白露シニア」の初日を終え、手嶋多一が「65」をマークして単独トップに立った。
いずぶきGCといえば、昨年のレギュラーツアー公式戦「日本プロ」が行われた場所。日本プロでは予選落ちを喫したが、「そのときのティは後ろですし、13番もパー4だったので」と、シニアのフィールドに入れば“若手”の手嶋にとって、レギュラーよりもやりやすさがあるようだ。「シニアはあと2試合ですし、ここの試合は賞金も大きい。ぜひこの2週間、気合を入れて頑張りたい」と、はやくもシニアツアー2勝目に向けて調子も上々だ。
一方で、来週を思うと残念なのが「ダンロップフェニックス」での1件。初日を33位タイで終えると、スコアの過少申告(規則3-3b(3))で2日目に失格になってしまったのだ。来週はレギュラーツアーの最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」。その年の優勝者や賞金ランク上位者ら30人のみが参戦できるエリートフィールド、ダンロップフェニックスはそのラストチャンスだった。失格となってしまったため、賞金ランクへの加算はなし。賞金ランク42位(ダンロップフェニックス終了時)となり、2015年以来の最終戦への切符はつかむことができなかった。
「自分の不注意でそういうことがあったので、今週は慎重にという心構えでやっています。それで日本シリーズもレギュラーもなくなったので、来週は沖縄で頑張っていきたいと思います」と、シニア2連戦に向けてしっかり切り替えたかと思いきや、思わずこんな“心の声”も…。
「“過少申告”って言葉はごまかしているみたいで、1つでもスコアをよくしようとしたんじゃないかと思われるのがイヤですね(笑)。書き方を変えてくれないかなあ、“誤記入”とか」。色々な意味で悔やみきれないミスになってしまったが、この2試合の活躍しだいで、その後悔も払拭されるはずだ。
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