ゴールを決めた植田を祝福する日本代表と、がっくりと肩を落とすコートジボワール代表。 (C)Getty Images

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 日本代表にとって劇的な2020年初勝利であった一戦は、対峙したコートジボワール代表にとっては、散々な評価を呼ぶ痛恨の黒星だったようだ。

 森保一監督のもと、日本代表の選手たちはカメルーン戦に続く親善マッチ第2戦に臨んだ。先発メンバーは鈴木武蔵、鎌田大地、久保建英らが加わって一新。選手たちはアフリカの強豪コートジボワールと互角以上に戦い、後半アディショナルタイムに交代直後の植田直通が決勝点を挙げ、試合を決めた。

 この勝負に敗れたアフリカのチームについて、スポーツチャンネル『beIN SPORTS』フランス版は「コートジボワールは日本に完敗。悲しい結果に終わってしまった」と伝えている。

「つい先日、FIFAランキング王者のベルギーに1-1と善戦したエレファンツ(コートジボワール代表の愛称)。確かに、ウィルフリート・ザハらの離脱も響いたと言わざるを得ない。エレファンツの惜しいと呼べるシュートは何本あったか。ターゲットを捉えていたのは1本だけ!」

 

 さらに、嘆きはこう続いている。

「見応えのない内容で、サムライブルーが優位に立つことができた試合だった。最後はナオミチ・ウエダのゴールですべてが決まった。ベルギー戦の善戦はどこへやら、これまでにアフリカ・ネーションズカップを二度制した王者は、悪い結果で(アフリカ予選前の)合宿を終えている」

 ベルギーとの試合で期待感が高まり、日本戦も終盤まで無失点を守っていただけに、コートジボワール側としては落胆も大きかったようだ。同メディアは指揮官も「最後に集中が切れて、試合を台無しにしてしまった」と悔やんでいると伝えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部