不朽の名作をベネチアで!

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 今村昌平監督の映画『復讐するは我にあり』(1979)のデジタルリマスター版が、イタリアで開催される第77回ベネチア国際映画祭のクラシック部門で上映されることが明らかになった。

 今年のベネチア映画祭は現地時間9月2日から12日に行われる。新型コロナウイルスの影響により、その一週間前に実施されるクラシック部門・ボローニャ復元映画祭(8月25日〜8月31日)にて、今村監督がメガホンを取り、緒形拳さんが主演した不朽の名作が上映される。

 松竹株式会社は本年、映画製作・供給(配給)事業を開始して100年を迎えたことを記念して「松竹映画100周年」の取り組みを行っており、海外の映画祭へ自社の映画を積極的に出品している。

 『復讐するは我にあり』のベネチア映画祭での上映のほか、現在開催中の第23回上海国際映画祭では特集上映「松竹映画100周年記念部門」が組まれ、『醜聞』『砂の器』『一人息子』『楢山節考』『切腹』が上映されている。(編集部・海江田宗)