2位以下を圧倒!コロナ危機中の米国でぶっちぎり人気だったのはあの番組

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Netflixのドキュメンタリー番組『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』は、誰もが話題にしているが、社会現象化するほど圧倒的な人気番組であることを、数字も証明した。米Observerが報じている。

『タイガーキング』は、オクラホマ州ロードサイドでトラを愛し私設動物園を営む男、ジョー・エキゾチックことジョセフ・シュライフォーゲルが、奇行悪行を繰り返した挙句、ビジネスの邪魔になる人間の殺害を計画したとして有罪になるまでを追うドキュメンタリーシリーズだ。その、あまりにも常軌を逸した、一人よがりの言動が常識を完全に超えているため、逆に目をそらすことができず、人々の心を鷲づかみにした。

『タイガーキング』が配信されたのは3月20日で、アメリカを含め、世界は新型コロナウイルス(COVID-19)危機の真っ最中。こんな中、はっきり言って悪人のシュライフォーゲルをとらえる『タイガーキング』は、当初、人々の反感を買うことが危惧された。

ところが、蓋を開けてみると、それは杞憂に過ぎなかった。コロナウイルス蔓延の影響下で、人々は家の中で気軽に楽しめるエンターテイメントを求めており、一時的に人々がTVを視聴する機会が増えたというのは確かにある。しかし、『タイガーキング』の一人勝ちは、まったく予想を超えるものだった。

エンターテイメント・ポータル、Reelgood.comの発表によると、コロナ影響下の3月15日から5月31日までに配信されたドキュメンタリーを含むリアリティ番組ランキングで、『タイガーキング』は35.6%と、2位のHBO番組『McMillins(原題)』の10.1%に圧倒的な差をつけて1位になった。ちなみに『McMillions』は、1990年代にマクドナルドの景品のモノポリーを使って一獲千金を企んで詐欺を働いた元警官を捕えるドキュメンタリーシリーズ。

7.6%で同ランキング3位に入ったNetflixの『ザ・ジレンマ:もうガマンできない?!』は、シングルの男女がどれだけセックスを我慢できるかを競う恋愛リアリティ。その他の番組も注目されていたが、『タイガーキング』はそれらの番組を大きく引き離しての断トツ1位で、いかに番組が話題を席巻していたかがわかる。(海外ドラマNAVI)

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Netflixドキュメンタリーシリーズ『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』