薬師丸ひろ子主演の映画『ねらわれた学園』
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 BS朝日では、肺がんのため4月10日に亡くなった大林宣彦監督を偲び、14日に2019年の対談番組「シネアスト4〜記録対談!大林宣彦監督が語る映画の神髄〜」(23:00〜23:54)、19日に1981年の映画『ねらわれた学園』(14:00〜15:54)を放送する。

 「シネアスト4〜記録対談!大林宣彦監督が語る映画の神髄〜」は、2019年3月7日にBS朝日で放送された番組で、『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』などで知られ、映像の魔術師と評される巨匠・大林宣彦監督(ゲスト)と、『カケラ』『0.5ミリ』などの気鋭・安藤桃子監督(MC)が対談。大林監督の生い立ちや、黒澤明監督をはじめとする映画人たちの精神、過去から現代、未来へと続く映画文化を紐解く。「もったいないというのは今でも言葉としてありますが、当時の日本の大人は、平和の時代を生きることのできる子供の未来を奪うことが一番もったいないと思ってくれていました。そういうことに僕は育てられているんですよ」。戦争とともに過ごした子供時代のエピソードなども語られる。女優の常盤貴子がナレーションを務めた。

 映画『ねらわれた学園』は、SF作家・眉村卓の同名小説を実写映画化した青春ファンタジー。『野性の証明』でデビューした薬師丸ひろ子の主演第2作で、学園を支配しようとする超能力を持った女生徒に立ち向う、同じ力を持った優等生を好演。共演に高柳良一、三浦浩一、峰岸徹、長谷川真砂美、手塚真ら。松任谷由実の主題歌「守ってあげたい」とともに大ヒットを記録した。(編集部・石井百合子)