日本の攻撃陣もベネズエラに苦戦 photo/Getty Images

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19日、キリンチャレンジカップ2019でベネズエラ代表と対戦した日本代表は1-4の大差で完敗を喫した。

森保一監督率いる森保ジャパンは今夏のコパ・アメリカを含め南米勢に苦戦してきたが、今回の敗北はスコアの関係もあってショックが大きい。今年3月にも親善試合で同じ南米のコロンビア代表に敗れているが、スコアは0-1だった。ワールドカップ上位を狙えるコロンビア相手に0-1で敗れることに比べると、ワールドカップに出場したことがないベネズエラに4点も奪われるのは精神的に厳しいものがある。

南米、さらには欧州の強豪相手とはまだまだ差があると痛感させられたゲームだ。日本は2022カタールワールドカップ・アジア2次予選で4連勝を収めるなど順調に白星を重ねているが、アジアの戦いでは日本が格上の立場にあることがほとんどだ。モンゴルやタジキスタン相手の2次予選で自分たちの欠点に気付くのは難しい。

この敗戦には韓国『スポーツソウル』も反応しており、アジア2次予選は楽なグループに入っているから好調に見えるだけと厳しい評価を下す。

「ベネズエラはFIFAランク26位の手強い相手で、28位の日本を僅かにリードしている。しかし、大差で敗れるほどの差はないため、日本のショックは大きいだろう。アジア2次予選では比較的楽なグループに入ったおかげで4戦全勝と好調に見えるが、今回の親善試合では無気力に敗れた」

アジア2次予選では課題が見えなかったのかもしれないが、改めて南米のクセ者と対戦すると実力差が見えてくる。カタールワールドカップへ向けて森保ジャパンが順調に強化できているのか疑う一戦になったことは間違いない。

危機感を抱いたという点ではベネズエラ戦の意味は大きかったが、ロシアワールドカップから若返った日本は前へ進めているのだろうか。この大敗は代表の評価を大きく変えるものとなりそうだ。

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