川島永嗣(撮影:浦正弘/PICSPORT)

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19日、日本はホームの親善試合ベネズエラ戦で1-4の大敗を喫した。8分と33分は、クロスをファーサイドで折り返されて、サロモン・ロンドンにマークが付ききれず失点。30分と38分の失点は、グラウンダーのクロスに中央で合わせた選手がいずれもフリーになっていた。

至近距離からマークがずれた選手にシュートを打たれるのはGKにとって防ぎようがないように思える。しかし川島は「最低2点は止めないといけなかった」と悔しがった。

試合前から苦戦するのはわかっていたという。

「これだけメンバーが替わっていたり若かったりすると、最初からうまくいくわけがない。そういう意味で監督が自分にチャンスをくれたと思います」

だがそんな急造ラインで止められるような相手ではなかった。

「最初は距離感が悪かったけれど、それをチームメイトと話をして、自分が見えているところは伝えるようにしています。ただやっぱりゲーム中に修正できる部分もあるけれどもできない部分もありました」

それでも前向きに捉えていい部分もあったという。

「あえてよかったことを言えば、ハーフタイムに自分たちで修正できたということ。前半と後半であれだけ違うことができたというのは、自分たちもそれだけのものができれば、このメンバーでもやれるということです」

だがやはり4失点は多すぎる。4失点してしまった原因と見えた課題は何だったのだろうか。

「最初から自分たちのいい部分を出すのが難しい中で、耐えなければいけないところで耐えきれなかったということです。1失点目が少し早すぎた」

「後半の形を自分たちで作っていかなければいけないし、後半のプレーをしながらその質を上げていかなければならないのですが、そこにたどり着くまでに今日は時間がかかりすぎました」

「経験が少なかったというのはありますが、代表というのはそんな言い訳が出来るところじゃない。僕も含めて1人ひとりがそういうことを感じて進まなければならないと思っています」

川島は最後まで厳しい表情のまま報道陣の前から去って行った。

【取材・文:森雅史/日本蹴球合同会社 写真:浦正弘/PICSPORTS】

▼ 植田直通、川島永嗣、橋本拳人

(撮影:浦正弘/PICSPORT)


川島永嗣、橋本拳人

(撮影:浦正弘/PICSPORT)



(撮影:浦正弘/PICSPORT)



(撮影:浦正弘/PICSPORT)



(撮影:浦正弘/PICSPORT)



(撮影:浦正弘/PICSPORT)