シート機構部品を供給するマツダのSUV「CX−8」

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 トヨタ紡織のシート機構部品がマツダの3列シートのスポーツ多目的車(SUV)「CX―8」の2列目シートに採用された。2列目シートのリクライニングとシートスライドの電動調整を担う部品で、シート関連部品をマツダに供給するのは今回初めてとなる。

 トヨタ紡織は9月、マツダ系のデルタ工業(広島県府中町)、東洋シート(同海田町)と、自動車用シートを生産する共同出資会社を米アラバマ州に設立するなど、マツダへのシートやシート機構部品の提案活動を進めてきた。

 21年には同州でトヨタ自動車とマツダが共同で設立する新工場が稼働する計画で、トヨタグループとマツダの距離はさらに近くなりそうだ。