現地時間で2019年11月4日、Facebookが新しい企業ロゴを発表しました。新しいロゴは企業を示すために使用され、従来のロゴはFacebookアプリを示すために利用されることとなります。

Introducing Our New Company Brand | Facebook Newsroom

https://newsroom.fb.com/news/2019/11/introducing-our-new-company-brand/

Facebookの最高マーケティング責任者を務めるアントニオ・ルシオ氏が、Facebookの新しいブランドロゴを発表しました。Facebookは元々単一のアプリとしてスタートしましたが、それから15年でユーザーを友人や家族などのさまざまなコミュニティとつなげ、ビジネスを成長させるのに役立つさまざまなプロダクトを開発しています。そんなFacebookの変化をロゴにも反映させるために、「新しい企業ロゴを作成した」とルシオ氏は明かしています。ルシオ氏によると、新しい企業ロゴは「Facebookという企業を表すロゴ」であり、従来のロゴは引き続き「Facebookアプリ」に使用されるそうです。

Facebookはブランディングを明確にするために新しい企業ロゴをデザインしたとしており、カスタムタイポグラフィと大文字を使うことで従来のロゴとの違いを明確に区別していると語っています。

これが新しいFacebookの企業ロゴ。従来のロゴは小文字で「facebook」と書かれていましたが、それと差別化するために新しい企業ロゴは大文字で「FACEBOOK」と記されています。また、Facebookといえば青色のイメージが強かったですが、新しい企業ロゴがカラフルに色を変えるGIF画像が用意されており、従来のイメージからの脱却が図られているように感じられます。



これまで長らく使用されてきたロゴは、Facebookアプリ専用のロゴとして引き続き使用されることとなります。



Facebookが開発するプロダクトは、Facebookアプリだけではありません。メッセンジャー、Instagram、WhatsApp、Oculus、Workplace、Portal、Calibraなどさまざまなプロダクトを開発しており、これらを作成しているのはどの企業なのかをより明確に示すことも企業ロゴを変更した理由のひとつであるそうです。

また、2019年6月から自社プロダクトにFacebook製品であることを示す「Facebook」という文字(左)を追加していたそうですが、今後はテキストを企業ロゴ(右)に替える予定だそうです。これによりFacebook製のプロダクトであることがよりわかりやすくユーザーに伝えられるようになるとのこと。



なお、Facebookは「企業ロゴの変更は当社のサービスを使用してコミュニティを結び付け、共有し、構築し、視聴者を増やしているユーザーや企業に対して、所有権構造をより良く伝えるための方法となります」と記しています。