PS4のクロスプレイをソニーが正式解禁。どのゲーム開発会社も使用できるように
ソニーが「Fortnite」や「Rocket League」など一部タイトルに限定してきた、PS4と他ゲーム機とのクロスプレイを正式に解禁し、今後はどのゲーム会社も実装できることが明らかとなりました。クロスプレイとはPS4やAndroid、iOSやNintendo Switchといったプラットフォームの違いを超えて、プレイヤー同士が対戦や協力プレイができるボーダレスな環境のこと。ソニーは長らく否定的な姿勢を守ってきましたが、「Fortnite」で解禁されたことが話題となりました。

とはいえ、個別タイトルに限ってのことで、全面的に門戸が開かれていたわけではありません。

海外テックメディアWIREDのインタビューにて、SIE(ソニー・インタラクティブ・エンタテインメント)CEOのジム・ライアン氏は「PS4のクロスプレイの取り組みはベータ版から正式版へと移行しました。今後はゲーム開発会社の対応によりクロスプレイをサポートできます」とコメント。

その最初のメジャータイトルが「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア」(ベータ版でクロスプレイ対応済み)だと述べています。

当初ソニーは「PS4でプレイすることはゲーマーにとって最高の体験だと感じており、妥協してはならない」としてクロスプレイを強気の姿勢で否定してきましたが、それもPS4の全世界における快進撃があってこそのこと。

そろそろPS4もライフサイクルの末期にさしかかっており、ビジネス的には次世代機PS5(仮)を送り出す準備に入りつつある時期です。PS5が世代交代に成功して堅実なシェアを占めるまでは、PS4の魅力を維持するためにクロスプレイを活用する意図かもしれません。