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 ♪あなたが笑ってくれる〜♪は、織田裕二が歌う「世界陸上」のテーマソング「All my treasures」の1フレーズ。2年に1度の楽しみ「世界陸上」が開催。そこで、9月22日(日)の「コトノハ図鑑」(MBS)では、「世界陸上」をもっと楽しむために知っているようで知らない「陸上のコトノハ」を調査した。

日本一速い女性アナウンサーと「待ちに待った企画!」

 取材担当は、自称「日本一(足が)速い女性アナウンサー」MBSの西村麻子アナと、今年、カタール・ドーハで開催の「世界陸上」の現地リポーターに抜擢された入社2年目の三ツ廣政輝アナ。
高校生の時、短距離で国体優勝しているという入社20年目の西村アナは、トレーニングウエア姿で登場したのだが、"シュッとして"キュート。そして「めちゃくちゃ速そう!」だ。
一方、三ツ廣アナは日本代表レプリカTシャツを着用し、「待ちに待った企画ですから!」と気合が入っていた。

「陸上競技の名付け親は?」

 この2人に「陸上のコトノハ」を教えるのは、京都先端科学大学の丸田博之教授。
丸田教授は登場してすぐに出題した。「陸上競技の歴史を紐解くと、古代ギリシャまでさかのぼることができるのですが、日本に入ってきたのは『明治時代』と言われています。そこで、『陸上競技』の名付け親は誰でしょうか?」。
正解は、俳人の「正岡子規」。明治29年随筆集の中で初めて「陸上競技」と記述したという。

「トラックとは?」

 今回の取材場所は、大阪「万博記念競技場」。競技場内に入ると「懐かしい!懐かしい!このトラックも!」と西村アナ。この西村アナがいう「トラック」は、走路と考えるが、本来は「白線」を「トラック」という。中世フランス語で「trac(車輪の轍などを意味する言葉)」が語源。ちなみに、農場でよく見るトラクターも同じ語源と言われている。

「ゴール!」ではない

 スタートして最後に辿り着くところについて、「そこにあるラインの正式名称は?」と丸田教授から出題されたので、画面を見ながら「ゴールライン!」「ゴールでは?」と答えた。街の人の意見もほとんどの人が「ゴール」「ゴールライン」と答えているが、正解は「フィニッシュライン」。
「ゴール」は、得点を決めるエリアのことで主にサッカーやバスケットボールで使う言葉。「陸上用語」ではないという。(1964年の陸上規則からフィニッシュラインと表記。それ以前は決勝線を記載されていた)

「ベリーロール→背面跳び」

 次は「走高跳」に関するコトノハを学んだ。「走高跳」でよく見かける「背面跳び」は、1968年「メキシコシティオリンピック」でアメリカのディック・フォスベリー選手が披露し金メダルを獲得。そこから「背面跳び」が主流になっていったという。それまでの主流は「ベリーロール」だった。
また、この「ベリーロール」の"ベリー"は「とても=very」ではなく、お腹を意味する「belly」のこと。

「最終走者・アンカー」

 「9秒台で走る選手が3人もいますからね!」と興奮気味の西村アナと同様、今年の「世界陸上」はかなり「リレー」に注目だ。
ここで、西村アナは持参したスパイクに履き替えて学生アスリートらと「リレー」をすることに。西村アナは最終走者。そして、実況は三ツ廣アナ。
やはり、短距離で国体優勝している西村アナは綺麗なフォームで見事「フィニッシュライン」を切った。
この時、三ツ廣アナは「アンカーの西村アナ!素晴らしい走りです!」と実況していたのだが、丸田教授から「どうして最終走者のことをなぜ『アンカー』と呼ぶのでしょうか?」と出題された。分かるだろうか。

正解は、「綱引きからきています」と丸田教授。「アンカー=船の錨(いかり)」と同じく、綱引きの最後尾で重責を担うところから勝負の行方を決める重要な役割を持つリレーの最終走者も「アンカー」と呼ぶようになった。ところで、報道番組でメインキャスターのことを「アンカー」と呼ぶこともここからきているのだろか。

「陸上競技の異名クイズ」

 人類最速を決める100辰蓮嵶上の華」と言われている。では、「400辰蓮究極の〇〇〇〇〇」と呼ばれている。〇〇〇〇〇に入る言葉、分かるだろうか。
正解は......「無酸素運動」。無酸素運動の短距離走の中でも400辰郎任眥垢っ撒離走と言われているので。
では、次のクイズ「800辰蓮▲肇薀奪の〇〇〇」。全く何も考えずに答えを先に聞くと、「なるほど!」なる言葉が「〇〇〇」に入るが...
正解は、「トラックの格闘技」。
800辰瞭団Г箸靴謄好拭璽板掌紂∩手は自分のレーンを走るが、第2コーナーを曲がるとオープンレーンになるので、インコースに押し寄せ走路の取り合いに。そこで肘「ガンガン」ぶつかることから「トラックの格闘技」と呼ばれるようになったという。確かに、800辰鮓ていると「ガンガン」ポジションの取り合いをしているのが分かる。

「陸上にまつわる身近な言葉」

 すごい勢いで何人も抜いていく選手のことを「ごぼう抜き」というが、この言葉の由来は、根っこの長いもの(ごぼう)を抜くというイメージから「ごぼう抜き」という言葉が生まれたという。
また、他を圧倒して勝つ様子を例えた言葉「ダントツ」は、「断然トップ」の略語なので「ダントツトップ」や「ダントツビリ」はおかしな日本語になる。ちなみに、「断トツ」という言葉が世に広まった要因の一つが、石原慎太郎さんの小説に記述されたことからだと言われている。

このほか、「ダントツ」の逆の「ビリ」の語源は分かるだろうか。
このVTRを見ていた入社1年目の新人清水麻椰アナが、「ビリ」の語源について驚きの答えをした。
「最下位だから、チームのみんなに怒られて服をビリビリに破られたから!」と真剣に答えた清水アナ。

西靖アナ、河田直也アナらから「えっ!激しいな!」「怖いわ!」とツッコまれていた。
関西の局アナらしい面白い答えで爆笑したが、残念ながら不正解。
正解は...「尻」が語源。「しり→ひり」に変化して「ビリ」に。
日本語で「さ行」が「は行」に変わることはよくあり、「濁音で始まる言葉に"よくないもの"という印象を持つことが多い」という。
さて、「ビリ」だが、関西人はあまり「ビリ」とは言わない。ほとんどの関西人は「べった」「ベッタコ」「べべた」というので、「べべたやなくて、良かった!」などと言いながら「世界陸上」を視聴するのではないだろうか。

「コトノハ図鑑」(MBS 毎週日 あさ5時45分放送)は、MBSのアナウンサーが「コトノハ図鑑」の編集者として様々な分野の"言葉(コトノハ)"の世界を取材。「アナウンサーが言葉を学ぶこと」を通して、視聴者にも発見を届ける。"コトノハ"を深く知れば、『人生が少し豊かになる』をコンセプトに知的好奇心をくすぐる番組。

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