柏が愛媛に逆転勝利を収め、勝点を66に伸ばした。写真:田中研治

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 J2リーグは9月22日、各地で33節の6試合を開催。首位の柏レイソルは愛媛FCを下し、首位固めに成功した。

 首位を走りながらここ3試合勝ち星のなかった柏は、ホームに愛媛を迎えるも前半アディショナルタイムに失点。1点ビハインドで迎えた後半に反撃に出ると、60分に染谷悠太がCKからこぼれ球を押し込み同点に追いつく。勢いに乗った柏は80分にも、江坂任のファインゴールで逆転に成功し、このまま勝ち切って4試合ぶりの白星を掴んだ。柏は勝点を66に伸ばしている。

 前節3位の横浜FCは19位のFC町田ゼルビアとの対戦。ともに決め手を欠いた試合はスコアレスドローで終了。勝点57とした横浜FCは暫定2位に浮上し、クラブレコードとなる15戦無敗としたが、得点機もあっただけに勝ち切りたかったところだ。

 一方前節5位の水戸ホーリーホックは、黒川淳史の決勝点で最下位のFC岐阜に手堅く勝利。同6位の大宮アルディージャもイッペイ・シノヅカと酒井宣福のゴールで2-0と東京ヴェルディに勝利し、ともに勝点3を上積み。水戸、大宮ともに勝点を57とした。

 この結果、順位は柏が勝点66で頭ひとつ抜けた格好となり、暫定2位の横浜FCのほか、同3位の水戸、同4位の山形、同5位の大宮までの4チームが勝点57で並んだ。前節4位の京都は22日の長崎戦に0-1で敗れ、勝点55にとどまり6位に後退した。自動昇格枠からプレーオフ出場圏も含めて、昇格争いはまだまだ先行きが見通せない情勢だ。

 また山形は、21日の琉球戦が台風の影響で延期となり、23日に今節最後の試合として行なわれる。勝てば勝点60で柏との差は6ポイントとなる。

 J2残留争いでは、降格圏の21位・栃木SCと残留圏の20位・鹿児島ユナイテッドFCの一戦は、ホームの栃木が3-1で勝利し、鹿児島との勝点差を2に縮めた。鹿児島は勝点30、栃木は同28としている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部