『台風家族』草剛、“公開延期”経ての初お披露目に感慨「お蔵入りになるのが一番悲しいことだった」
映画『台風家族』初お披露目イベントが31日、都内・スペースFS汐留にて行われ、草磲剛、MEGUMI、甲田まひる、市井昌秀監督が登壇した。
同作は市井監督が構想から12年間あたためてきた“両親への想い”を形にしたオリジナルストーリー。銀行強盗を企て2000万円の大金と共に忽然と姿を消してしまった両親の“なんちゃって”葬儀を行うために、10年ぶりに集まったきょうだい達の、愛おしくも、めまぐるしい夏の一日の物語。主演の草磲剛をはじめ、MEGUMI、中村倫也、尾野真千子、若葉竜也、藤竜也らが出演する。
一時は公開延期となるものの、公開を待ち望むファンの声に応え3週間限定ではあるが公開が決定した本作『台風家族』。大歓声で迎えられる中、草磲は「公開できることにすごく幸せを感じています。お蔵入りになることが一番悲しいことだったので、これは本当にみなさんのおかげで公開にたどり着くことができたと思っています。本当に感謝しています」と感慨深く語った。
草磲剛、MEGUMIら真夏での撮影にタジタジ昨年の6月末から7月の中旬と“真夏”での撮影に、草磲は「ほんと暑くて!インタビューとかで『撮影は本当に暑かったんですよ〜』と、よくあるじゃないですか。本当は言いたくなかったけど、ほんとに暑かったんで!どうしても言ってしまう(笑)絶対に言わないと思いつつも、絶対に言っちゃうんです(笑)“暑い”なんて言いたくないんですよ!」と微笑み。
続けて、「MEGUMIちゃんはちょっと熱中症になってたんじゃないかってくらい。アイスとかで冷やしながら撮影してたけど」とこぼすと、MEGUMIは「(『暑い』と)言っちゃいけないと思って…」と撮影の雰囲気を壊したくなかったよう。草磲は「待っている間は暑くて会話ができなかったけど、みんなで冷たいものを渡しあったり。それが本当の家族のようでしたね。今までで一番暑い撮影でしたよ!誰だって暑い・寒い中やってるから本当は言いたくないんです!でも(『暑い』と)言っちゃうんですよ(笑)」と告白していた。
“映画初出演”甲田まひる、草磲剛に褒められ照れ笑い映画初出演・初舞台挨拶となった甲田。草磲扮する鈴木小鉄の娘・ユズキを演じており、共演した草磲は「初めての演技だったんですが、監督がユズキちゃんの目にこだわっていて。めちゃくちゃアップが力強い!その目力に小鉄が動かされたり…この作品はユズキちゃんの目にかかってると思う。すごく澄んで綺麗な瞳なんですが奥深い。かんおt区はそれにめちゃくちゃこだわって暑い中なんどもやるんです(笑)隠れてプロデューサーに『今のでもういいだろう!暑いから帰ろうぜっ』って言ってしまうくらい(笑)出来上がったのを観たら、監督が真摯に真面目に取り組んだワンカットがものすごく映画に出ていた」と絶賛した。そんな草磲の熱弁ぶりに甲田は照れ笑いを浮かべていた。
映画『台風家族』は9月6日(金)より全国ロードショー
(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
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