中国で工作機械の生産を撤退する豊和工業、国内に集約する背景
中国子会社は丰和(天津)机床(天津市)。11年に稼働し、一部の部品は現地からも調達し、自動車部品用を中心に工作機械を生産していた。しかし人件費が稼働時の2倍に高騰。加えて中国以外から調達する部品は関税により、日本より調達コストが高い部品もあり採算が悪化した。
シンガポール販売会社はハードディスク駆動装置(HDD)部品の加工機などが売り上げの中心だった。商況が変化し、採算が悪化したためインドネシア販売子会社に機能を集約。豊和工業が得意な自動車用工作機械を中心に、インドネシアから東南アジア全域の市場を深掘りする。米国とインドで販売拠点の新設を検討するのも、自動車部品加工の市場開拓が狙いだ。
同社は売上高営業利益率を19年3月期の4・6%から22年3月期に6・5%に伸ばす方針。体制の再編により、19年3月期の売上高223億円中の半分近くを占める工作機械事業の収益を改善する。
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