この夏に順調に準備期間を過ごしてきた、ヘルタ・ベルリンのマルヴィン・プラッテンハルト。その勢いのまま今季最初の公式戦となる、ドイツ杯初戦VfBアイヒシュテット戦へと臨みたかったところだが、しかしながら大腿筋の問題により欠場を余儀なくされることが明らかとなった。

 これによりこの試合でトップチームの監督として初陣を飾る、アンテ・チョヴィッチ監督の思惑は早くも崩れたことになる。本来ならば左サイドのウィングとして、マキシミリアン・ミッテルシュテートを起用したいところだったのだが、後ろに下げてサイドバックとして起用することになるだろう。


 代わりに左ウィングでの起用が見込まれるのが、ベテランFWサロモン・カルーだ。右ウィングでは、売却候補のアレクサンダー・エスヴァイン、さらには新加入でまだ万全とはいかないドディ・ルケバキオの起用が考えられる。

 チョヴィッチ監督は「いい練習ができているがし、とてもポジティブなシグナルを受け取っている。ただまだ練習を見極めていきたい考えだ。決断をくだすためにはね」と強調。またシステムを4−3−3から、3−5−2に変えて対応をするかもしれない。さらに負傷を抱えるアルネ・マイアー、デドリック・ボヤタ、ジャヴァイロ・ディルロスン、ペーター・ペカリクも欠場。


 4部相当のクラブとの対戦の後には、王者バイエルンとの開幕戦も控えているところだが、指揮官は「チームの状態はいいし、現在のことに集中している。これから迎えるドイツ杯にね」と強調し、「3度生でみたし、材料を集めた。手の内は互いに明かさないところもあるがね」とコメント。「真摯な姿勢で臨んでいるし、ようやく始まるというのはいいことだ」と述べた。